『ツリーハウス』角田光代著
最近、読書が進みません・・・ていうか生活全般、停滞ぎみ・・・完全に冬眠状態に入っていると思われるきょうこのごろです(-_-)角田光代さんの『ツリーハウス』読了しましたある家族の家族史が描かれた作品です。現在と過去、日本と中国を行ったり来たりしながら、そこで起こる家族のさまざまなできごとが語られます。時間軸が動くので、祖父のことか父のことか息子のことか孫のことか、ちょっと頭が混乱することがありました^^;この家族史を読むと、ありふれたテーマかも知れませんが、「家族って何?」を改めて考えることになります。改めて考えてみると、これほど奥の深いテーマはないな、と思い知らされます。考えてみても正しい答えなどないし、唯一思うのは、なにか事件が起こったときに家族としてどう対応するか、そんなときにその家族の性格、みたいなものが現れるのだなぁ、と。自分で選択しているようでなかなか自分の思うようにならない・・・気持ちの安らぐ場所であればそれが一番だけれど、そうでない場合も多々あり・・・でも間違いなく自分の核を形成する上で一番影響を受けている・・・ほんとうに語りだせばキリがありません。この本を読むと、なんとなく流れている日々の生活の中で、ちょっと立ち止まって”家族”のことを考えてみたくなります【送料無料】ツリーハウス(角田光代著)文藝春秋 2010.10