6月に読んだ本
2013年6月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1655ページナイス数:95ナイスゾーンにての感想この本を読むと、どんなに原発事故やその被害者の方たちに心を寄せたいと思っていても、実際に体験をしていない私は所詮外側の人間なのだということを痛感する。この本に書かれていることが本当のことだとしたら、被災地の現状、被災者の心の声・・・これまで自分はメディアを通して余分な装飾やオブラートに包まれた情報しか見ていなかったと言わざるをえない。”現実を直視せよ”ランディさんのそんな声が聞こえる。読了日:6月26日 著者:田口 ランディ東京ホタル (一般書)の感想東京ホタルって実際に行われているイベントだったんですね。どれもほのぼの心に染み入る作品ばかりでしたが、特に、小路さんと原田さんがよかったです。人の集まる大きなイベントってほんとにいろんなドラマがありそうですよね。同じテーマで、もっとほかの個性的な作家さんのものも読んでみたい気がします。読了日:6月23日 著者:小路幸也,原田マハ,中村航,小松エメル,穂高明アニバーサリーの感想戦争、家族との不和、仕事、大震災と原発事故・・・様々な問題が盛り込まれた重い内容だった。読む人によって思いを寄せるところが違うのだろうが、逆に言えば読者としてどこに重きを置いて読んだらいいのか、主題を絞り込むことができず、消化不良で終わる可能性がなきにしもあらず・・・という感じ。暗く重い雰囲気の中、最後に、真菜が幼い子どもを抱えながらも前向きに生きる姿勢を持ち始めたことが、読後感を穏やかにする。読了日:6月21日 著者:窪 美澄本屋さんで待ち合わせの感想三浦しをんさんの書評集。どれもこれも著者の思い入れが伝わってきて、実際読みたくなった本がたくさんありました。その中で、古本屋さんに触れた文章があったのですが、古本屋さんで出会った本はまさに運命の出会いのようなもので、その本を買うということは、古本屋さんに仲人の謝礼(本の代金)を払って本と結婚するようなものだというくだり、まさにその通りだと膝を打ちました。次のエッセイ、書評集がまた楽しみです。読了日:6月15日 著者:三浦 しをん一生「寝たきり」にならない40の習慣の感想図書館の新着コーナーで思わず手にとってしまいました。介護に頼らず死ぬまで元気いたい、ということをかなり現実的に意識するお年頃(笑)運動不足や食べ過ぎ飲み過ぎなど、薄々これはよくないだろうなぁ~、と後ろめたく思っていたことをズバリ指摘された気がします。素直に反省するとともに、少しでも健康な時間を長く保てるように日ごろの生活を見直したいですね。読了日:6月9日 著者:佐々木 信之残り全部バケーションの感想登場人物が少しずつ絡み合っている連作短編集。とてもおもしろかったけど、注意深く読んでないと人の関係性を見逃してしまう。ユーモラスな登場人物とユニークな発想で、伊坂ワールド楽しませてもらいました。読了日:6月7日 著者:伊坂 幸太郎輝天炎上の感想桜宮家の怨念の深さにぞっとします。それにしても、この複雑な登場人物…海堂さんの頭の中はどうなってるんでしょうね。確認のためにまた読み返したくなるという海堂ループにまんまとハマっている自分にため息が出ます(笑)読了日:6月4日 著者:海堂 尊読書メーター