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カテゴリ:ディアベル’15
もう3年も過ぎ、ひとしきり感想も書いてきたが、今回のツーリングを経て、また書いてみよう。
リターンライダーが多い大型バイク。ある程度年を取っている人たちは、選択肢が広がる。みんなの憧れにハーレーがある。当然のように大昔はいつかはハーレー、なんて思った時もあった。しかしハーレーと一緒に走る機会を何度も得て、気づいた。 ハーレーはコーナーが弱いみたいだ。山道なんか行くと、ステップやらマフラーやらすって、非常に苦労していた。 車重が異常に重い。昔ながらの設計で、エンジンも車体もすべてが重い。もちろん進化してきたのだが、基本がアメリカの移動に適したように設計されている。ちまちました日本の狭い道や山道には合わないようだ。ここらがコーナーも好きな自分には絶対合わないなと思うようになった。 それならと、国産スポーティ逆輸入アメリカン?M109Rに乗った友人は、やはりコーナリングに不満を抱いて、降りてしまった。 ただ、そんなことより低回転からのエンジンの鼓動、カスタムしたマフラー音、やる気になればとことんできるカスタム、ハーレーにはハーレーの魅力がたくさんある。 さて、ディアベルのいいところ。 シートが低い。足の短い人でも、安心感抜群。 車体が軽い。見た目よりはるかに軽い。スポーティーバイク屋だけの事はあり、剛性も不足を感じることがない。 エンジンが高回転までパワフルに回る。いざという時も、早いバイクについていけるだけのパワーはある。 足回りもスポーティーで、ブレンボ、ハイグリップタイヤ、スポーツ向きサスペンションで、安心してコーナーが楽しめる。バンク角もへたなネイキッド程度はあるが、調子に乗るとステップを擦ってしまう。 ストラーダ仕様にして、そのスクリーンが性能がよく、高速でもぶれず、同行の他のバイクより横風等の影響も受けにくく、サイドバッグで積載性も十分。 これらで、コーナリングも高速ツーリングもこなす、乗車姿勢の楽な足つきのいい軽いパワフルな便利なバイクで、自分の中では条件を最大限にクリアできる理想のバイクとなっている。 悪いところも書いておこう。 気温が高くなると、右側のむき出しエキパイからの発熱が、かなり熱くなる。 低回転域は少し神経質。低回転でとことこ走るのは無理だ。エキゾーストサーボエリミネーターで結構改善されるが、それでも基本エンジンは回しながら乗るタイプの特性だ。その美味しい高回転部分を日本仕様では抑えてスポイルさせている。162ps/9000くらいあるはずが、112ps/6000くらいだったか。年式が新しくなると、ユーロ4になり、海外も日本も同じフルパワーになったようだ。見た目同じバイクなのに悔しい年式だ。 アクセルが結構重いのか?、高速巡行ツーリングで右手がきつくなる。これはベロをつけて改善。 クラッチも当初少し重く感じたので、エンジン側のマスターを交換している。 さて、悪い部分も書いたが、今度出るディアベルはエンジンが少し大きくなり、むき出しだったエキパイはエンジン下に隠され、フルパワー、クルーズコントロールもついたようだ。オートシフターもつくので、弱点と感じていた部分がほとんど解消される。乗り換えてもいいと思えるバイクが出てくる。同じディアベルだが(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月29日 09時11分14秒
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