カテゴリ:コラム・ミニ知識等
気象庁は,地震が発生した際に地震の規模や位置をすぐに推定し,これらをもとに沿岸で予想される津波の高さを求め,地震が発生してから約3分を目標に,「大津波警報」,「津波警報」または「津波注意報」を発表します。 この時,予想される津波の高さは,通常は5段階で発表されます。しかし,地震の規模(マグニチュード)が8を超えるような巨大地震の場合,精度のよい地震の規模をすぐに求めることができないため,その海域における最大の津波想定等をもとに津波警報・注意報を発表します。そのため,最初に発表する大津波警報や津波警報では,予想される津波の高さを『巨大』や『高い』という言葉で発表して,非常事態であることを伝えます。 この基準は,東日本大震災を踏まえ見直されたもので,『巨大』という言葉を見たり聞いたりした場合には,東日本大震災クラスの津波が襲来すると考え,ただちに高台へ避難することが必要です。
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最終更新日
2016年11月04日 08時48分37秒
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