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BRASILの独り言

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2005年05月20日
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カテゴリ:サンパウロの生活
今サンパウロでは、建設中の一流高級デパート「DASLU」の話題で持ちきりである。


今まではショッピングセンターとしてはイグアテミショッピングのみ、世界的高級品ショップを取り扱っていたのだが、このデパートが出来ると、ここだけでサンパウロ中にある高級ブランド品が手に入れることができるようになる。
洋服だけでなく、高級リビング雑貨、文房具などまで揃えることが出来るようだ。
高級品とは縁のない私だが、新しもの好きな私、オープンしたら、遊びにいっちゃお!と密かに思っていた。



そ、それが 今週の週刊誌VEJAの特集を見て、その決心が泡のごとく消えてしまったのである・・。



その週刊誌、VEJAは 日本の雑誌AERAをかなり大衆的にした、その週起きた出来事や話題のニュースを簡単に楽しく解説したもの。
別冊でサンパウロのレジャー誌などもついていて、幅広く読まれている週刊誌である。

その今週号の特集は DASLUについてのレポートだった。
そのレポートでは取り扱っているブランド紹介、フロアの内容など、デパートに関するレポートの他、超金持ちたちの生活についてのレポートやインタビューまであった。


それによると、DASLUショップの顧客の70%が、訪れた際何らかの商品を購入しているという事実。
要するに、庶民には日本の三倍以上の価格感覚の、グッチだとかヴェルサーチだとかを 10人の客につき7人が購入しているということである。 
これが普通のショッピングセンターだと 15%ぐらいの客が買い物をするという割合なのだとか。



そして、ここの女性オーナーの言葉;


「我々のデパートは 心地のよい散歩というレジャーを提供しているのではない。
理念は あくまで質の高い買い物を顧客に提供しているのである。」




・・・・・・・・・・

・・・・言い切ったね。

どっひゃー!おそろし。



さらに、ここの駐車場、会員以外の客は1時間につき、30レアイスを払わなければならないのだ!30レアイスといえば、新作のCD が一枚買える値段である。
ひえー。



・・・要するに、有名人、著名人じゃなきゃ、お呼びじゃないけど、ま、一時間の駐車料金30レアイスをぼーんと払える人なら、まあ売ってやってもいいわよ。
ってわけね。



”貧乏人、お断り!”



って看板を張ると、訴えられるから、静かに暗示してるって訳か。




行かない方が身のためのようね・・・。
たとえ、遊びに行ったとしても、いかにもイジワルされそうな雰囲気ではないか!!映画『プリテイーウーマン』のジュリアロバーツのように!!!



そのデパートについての記事を読んで、お呼びでない貧乏人の私には似つかわしくないハイソなとこなんだーと自覚し、すっかり諦めたのだが、さらに追い討ちをかけるように、AAA級のスーパーリッチな人の生活についてのリポートがあった。



*まずは家の使用人が15人。(サンパウロ内のアパートに5人、ビーチの別荘に3人、いなかの別荘に7人)
*新進デザイナーのショップに投資し、一等地にショップとアトリエを建てている。
*週に最低2,3回は最高級レストランで食事。
*超高級サロンでカリスマ美容師に髪の手入れをしてもらい、週に1、2度ネイルアーテイストと皮膚科医が自宅にケアのためにやってくる。
*お洋服のお買い物は全てパリの高級ブランドショップ本店で。


そのほかにも、25から30代の若いやり手ビジネスマンのリッチな生活についてのリポートが延々と続き、その残りのページには ブランド紹介。
各ページには必ずそのブランドの商品の写真が載っており、これ見よがしに値段が太字でしっかと書いてある。

その見せ方というのが、いかにも、


「どーだい。高価でしょう高価でしょう!」


とでも言わんばかりの、えげつない載せかたである。

日本のファッション雑誌のように、「ほら、このブランドのバッグ、素敵でしょ?こーんな気軽なお洋服に合わせると、着こなしがワンランクアップするのよー。」という感じで、モデルの着こなしと商品をコーディネートさせ、値段はページの下にさり気なーく・・の見せ方ではない。


ただの白いページに 商品の写真をドンってのせて、芸のない太文字の値段表示。




「おらおら、おまいら市民には無理なんだよ!諦めな!」


紙面が全て物語っているようだ。

私がブラジルでなんか嫌だなーといつも感じているのは そういうことがひとつである。


ここはあくまで貧乏な国で、日々食うものもなく困っている人が山のようにわんさかいて、そんな高級な生活をしている人なんて1%も満たないのに、テレビドラマではいつも主人公は美しくてリッチで、高級車に乗って、高級なレジャーを楽しんでいる。


そして、雑誌では金持ち特集ばかりする。


人々はそんな生活をすることなど まったく不可能なのに、夢を見る。


マテリアル第一主義をあおっている。金さえあればさぞかしすばらしいかのように。



でも、ここでは普通の庶民には不可能にちかいのだ。
確かにこういう発展途上国では 金さえあれば、正義だって買える。
どんなに悪いことや法に触れること、人殺しをしたって、金でなんとかなるのだ。
一番大切なのは 金があるか、ないか。
人間的なすばらしさや、知識や内面のすばらしさなんて、どうでもいいようである。
それで、金持ちは王のように、自分勝手好き勝手にふるまい、我侭いっぱい、他人への配慮などお構いなしの人間に育ってしまう。護身が第一で、周りの人を簡単に傷つけたりする・・。
逆に貧乏人はひねくれ、金のあるものをねたみ、自暴自棄になって、他人に対して反抗的な態度をとる。
全てが悪循環。


私は割とお金に執着しない人で、そこそこ食えていけて、いざというときのために少しずつ蓄えることが出来ればまあいいかなと思っている。
自分はほどほど幸せだなあとも。
しかし、こういうレポートなどを読むと、いかにも「そんな生活で満足してるなんて、世間知らずすぎる。ホントの幸せとは こういう生活のことを言うのさ。」と言われているような、バカにされているような気分になるのだ。


「そんなの、気の持ちようだ。そう感じるのは あなたの心に弱いところがあるからだ。」

と思われるかもしれないが、実際にこの国で暮らしてみたら、大抵の人がひしひしと感じることだと思う。
ものすごーく嫌な感じがするのだ。


もしかしたら、日本という国は世界でも珍しいほど、普通の人が胸を張って生きられる国なのかもしれない。普通の人でも、たまには美味しいものも食べようと思えば食べられるし、行ってみたい国があれば行くことが出来る。気になる習い事があれば何とか習うことも出来るし、高級品でもそれほど高い素材をふんだんに使っていなければ、ちょこっと買うことも出来る。
ヨーロッパのほうでも、階級社会だと言われているし、もしかすると日本が特殊なのかもしれない。
それでも、ブラジルのあまりにも自虐的とも言えるほどの金持ち崇拝、マスコミのあおり方には 嫌悪感を覚えるのだった・・。





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最終更新日  2005年05月20日 09時08分43秒
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