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テーマ:作りたいものを、作る(695)
カテゴリ:サンパウロの生活
先日、システムキッチンと部屋のクローゼットを業者にお願いしたと書きました。
その業者が実際にアパートに来て、サイズを測り、取り付け可能かどうかを確認に来て、その確認後に本契約ということで、お金を支払いに また業者のショウルームを訪れました。 昼飯前に、 「支払いだけだから。」 と 気楽にショウルームに向かった私達。 そこはやっぱり、ブラジル。 思い通りに 一筋縄でいかないのが ブラジルなんですねー。 担当者に見せられた値段・・・・ 仮契約時には 約70万円でした・・・・。 それが、 100万円以上になっている~~! どうしてそんなことが起きるのが可能なのか??ブラジル!! これがブラジルの摩訶不思議なのであります。 旦那が思いっきり爆発し(←短気)、その説明を要求すると、標準的な台所の流し台のサイズは奥行き50センチだとか。それが我が家の流し台は60センチなのだそうです。 標準サイズ50センチだったら、工場で生産されているものをそのまま使えるのですが、特注になってしまうそうで、少々値上がりしたとのこと。 といっても、たった10センチの差で、30万円も要求するってのは 大胆すぎるし、ありえないと思いません??かなりいいテーブルセットが買えちゃうし、プラズマテレビも買えちゃうよー。 眉間にしわを寄せ、静かに、しかし厳しく怒る旦那を目の前にし、担当業者は恐れおののいて、店長を呼んできました。(笑) 店長との交渉結果、なんと、 仮契約時より安くなった! のでした~~@ ますますありえない~! どういう値段のつけ方をしているのだ?? そして、部屋のクローゼット。 仮契約では アパート建築会社にわたされたシオリに描かれた見取り図のサイズを基に デザインしましたが、業者によると、 実際のアパートの部屋のサイズが シオリのものよりもかなり小さい! とのこと! その差も 30センチ以上 なんですよー。 ありえん~! シオリに描かれた家具の配置モデルによると、部屋に横向きにベットがすっぽり入り、その反対側にはデスクまでも入っていますが、その30センチの幅がないため、ベッドを置いたら人が通れるぐらいの幅しかないとのこと!! よって、私達が考えていたL字型のクローゼットを入れると、ベットを不自然な縦向きに入れるしか手だてがなくなってしまうのです・・・。 旦那は怒りまくり、業者に訴えて、残りの支払いの割引を要求する!と息巻いておりました。 これって、サギですよね~? かなり信じられない事実ですが、不思議なことに、サンパウロのアパートでは 建設が金不足のため途中で止まってしまう場合も多く、建ってくれただけでも感謝しなければならないという事情もあります。 やっぱり、ありえないですね・・・。 んなワケで、クローゼットの方はもう一度考え直すということになりました。 キッチンの取り付けも、完成予定が1月下旬・・・アパートに移れる日は近くなさそうです・・。 * その本契約に行ったのは クリスマス・イブのお昼時。 そのショウルームが位置するショッピングセンター内は 切羽詰ってクリスマスプレゼントを探す客達でごった返していましたが、私達の訪れたキッチンの業者ショウルームは がらんとしていて、店員達がすることもなく談話に花をさかせていました。 何でそんなに人が必要なのか、不思議なとこですが、お客さん案内係が6人ほど、コンピューター担当者は3人、レジのお姉ちゃんは二人もおりました。 レジのお姉ちゃんはまるっきりやることがなく、他の店員達と話をしたり、ごそごそと何かをやっておりました。 おそらく今日最初のお客さんであろう私達が支払いの為に そのレジコーナーヘ向かい、カードで三回払いしてくれと頼んだところ、そのおねえちゃん、カードを通す機械の前でこちらに背中を向けて、奮闘しておりました。 「この機械、昨日届いてね、使い方がよく分からないのよ。」 と 澄んだ青い瞳で 平然と話すではないですかー。 じゃあ、暇な時間に、機械の勉強しろー!!といいたくなりました。 だって、機械の説明書を開いて、読みながら操作してるんですから・・・。 あ、長くなりそうだなと 諦めて、店内をうろうろしたり、旦那と話をしたりしていたのですが、一向に使いこなせてなさそうな様子。 なにか変なことをしでかしそうだなと とっさに感じた旦那、彼女の機械を触る手をじっと凝視し始めました。 まず彼女がやったのは、 分割払いの金額を 何度も機械に通している!! のでした!! 旦那は 「そうじゃないだろ。そうしたら、分割払いの金額が三回分同じ月に届くだろ。」 というと初めて気づいたようで、今度はカードの貴社に電話を始めました。 そうやって操作した暁には なぜかそこのキッチン業者ではなく、どこか他の店の名前がレシートに出てきたのでした!! 「あれ?おかしいわ。カード会社にもう一度電話しなくちゃ。」 なんて、再び無邪気な澄んだ目で平然と言ってのける彼女に 私達は段々と心配になりました。 結局店長を呼んで、3回払いの操作ができたのですが、今月の請求額がどうなっているか、不安なところです。 こういうブラジルの脱力系ムスメ、結構います。 だから、女性と働くのは嫌だと 旦那は話しておりました。 こうやって、ブラジルでは男女の能力の平等に疑問を感じる人が増えていくのでは と 危機感を感じたりもしました。 あ、でもこれは作戦なのだろうか? とかく息苦しくなりそうな支払いコーナーに脱力系ムスメを配置させることで、客に諦めさせるという・・・・。(笑) そこまで考えさせるほど、ブラジルの若くてかわいい娘の天然ぶりでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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