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カテゴリ:中国
ジャーナリストの莫邦富さんはこう言う。「主役はもはや合弁にあらず、民族系メーカーの時代がそこまでやってきている」と。
奇瑞汽車などの民族系メーカーがこれだけ躍進してきた背景には中国政府の政策にあるという。その政策とはこれらのメーカーに対しての支援ではなく規制をしてきたためで、政府の支持を得られなかった。政府は第一汽車、東風汽車、上海汽車など大手の重点育成に注力してきたのだ。 そのためこれらの企業は背水の陣を強いられ、実際に入念な市場調査を行い、価格においてもデザインの面においても消費者の心をつかむ努力をしてきた。 その結果奇瑞汽車を例にとると、昨年の販売台数では一汽トヨタを5千台上回る約8万7千台で9位につけるまでになった。 奇瑞汽車は当初コピー車メーカーといわれ、GM大宇から意匠権侵害で提訴されていたが、消費者はデザインでより高い評価をし、販売を伸ばした。小型のコンパクトカーの「奇瑞QQ」は人気で、5万元という低価格で発売されている。 また海外進出にも積極的で、2007年には新車5車種を販売開始させる予定で、今後も順飛躍的に業績を伸ばしていくことだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月18日 05時03分43秒
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