カテゴリ:中日比較文化
わたしは、おしゃべりな人は絶対呆けることはないのではないかと思います。その点、中国人は、日本人よりもずっとおしゃべりなので、中国のほうがボケ老人が少ないのではないかと思います
実はここに来ている中国人研究員も、みんなおしゃべりなんです。一緒に集まると、もう止まりません。 一昨日の夜、わたしはジョギングから帰ってきて、2階のJさんについでに、この1週間の成果を見せてあげようと思って、通りがけに彼女のドアをノックしたら、3階のSさんに聞こえてしまい、彼女も参戦。そのうちに1階のZさんも声を聞いて、自慢の写真を持って上がってきました。 そこで、おしゃべりが始まって、ついに立ったまま、1時間も知恵比べ(?)とも思える会話が続いたのです。 一番笑えたのは、Zさんが結婚指輪をしていないのにSさんが気づき、彼女は彼を非難したあげく、「うちの旦那が指輪をしてくれなかったら、絶対許さない。彼は、指輪を3個もはめている」と言ったのです。「それじゃ、成金みたいで、かえって女の子がいっぱい後ろから付いてきちゃうんじゃない」とわたし。「あんなぶ男は成金なんかには見えないよ」と彼女。「ぶ男こそ、成金に見えるんだよ」とわたし。「そうだよ、そうだよ」とみんな大笑い。彼女も一緒になって笑いながら、「旦那に言うよ。今度会った時には殺すと思うよ」と。 実は彼女のご主人をメッセンジャーで見たことがあるのですが、けっしてぶ男ではないのです。中国人にとって、会話は遊びの一つなんです。 あるアメリカ人が書いた本で読みましたが、日本人の会話はボーリングであり、アメリカ人の会話はテニスだと。わたしから見れば、日本人の会話はゴルフであり、中国人の会話は卓球ではないかと思いますね ま、ボーリングもゴルフも自己研鑽がメインのスポーツ。テニスと卓球は相手がいないとできないし、相手をやっつけるために時には激しくやり合い、時には軽く交わし、とにかく相手の出方を見ながらやるゲームですね。そういう意味では、アメリカ人と中国人は似ているかもしれませんね。 外交においても、案外中国人とアメリカ人の意思疎通がうまく行っていますね。日本人は自己陶酔してしまって、相手から打ってきたボールを打ち返すのではなく、どこか自分がいいと思うほうへボールを勝手に持っていこうとしてしまうのですね。 ルールが飲み込めていないから、自分も困惑しているし、相手をも困惑させている場合があるのではないかなと思って、さまざまな場面を見ていますが、みなさんは如何思われるのでしょうね。 もちろん、ボーリングとゴルフのような会話も、わたしは大好きですよ。喧嘩にはならないからただ、ぼけやすいのがちょっと心配ですけれどもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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