カテゴリ:中日比較文化
中国語教室で、「今年中に済ませておきたいこと」という題を出して、作文を書かせたら、いつもお世話になっているSさんが、「着なくなった洋服を処分したい。けれども、捨てられないので、どうしようか迷っている」と書いてきたので、ずうずうしいわたしが、「秋物で、わたしが着られるものはありますか」と聞きました
実は、日本に来たのは5月だったので、夏物は、軽いので、けっこう持ってきましたが、重くて場所をとる秋物はほとんど持ってきていないのです。主人の「日本で買えばいい」という一言に洗脳されてしまっていたのです 普段は主人に反抗ばっかりしているのですが、肝心な時に限って、マインドコントロールでもされているのではないかと思うぐらい、一言でわたしの考え方がころっと変わる時がしょっちゅうです。だいたい気がついたときには、もう遅かったです。もう今度から絶対言われたのと逆のことをする、と心に誓うのですが、いざというときには、また知らず知らずのうちに、コントロールされてしまっていますみなさんは、そういう経験がないでしょうか。 ということで、日本で買おうと思っても、なかなか似合うのが見つからないし、あっても物凄く高かったりするし、買う決心がつかないでいました。 それを知ったSさんは、今日素敵なセーターやスーツをいっぱい持ってきてくださいました。そして、運動にはちょうどいい綺麗なトレーナーも。中国へ帰るときは処分して帰っていいとおっしゃいますけれども、処分するにはもったいないものばかりです。 お礼を言ったら、「いいえ、こちらこそ、助かります」とおっしゃいました。本当にやさしい方です。中国人は、「いえいえ。なんでも困ったことがあったら遠慮なく言って」とは言いますが、「自分こそ助かっている」という言い方はしないかもしれませんね。日本の方のほうがより謙虚ですね。 素敵な洋服が増えたので、だんだん寒くなるのを心配していたわたしですが、今は逆に楽しみになりました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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