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カテゴリ:The AcceleratorS
昨晩、祭り関係の会議と懇親会を終え、私を含め3名で軽く2次会へ。いつものマーキームーンです。 お店に入るとカウンターにTommyが座っていました。先週のライブの感想などを話しました。 Tommyとの出会いはここマーキームーンです。そしてどうやって彼女がThe Acceleraotorsに加入することとなったのか、興味を持たれている方も多いと思うので、ここで書いておきたいと思います。 2月のライブを最後にベースのSuzyがバンドを離れ、残された我々は新しいベーシストを探さなければならなくなりました。取り急ぎ、5月末にはファンタジージャパンのライブにエントリーしており、これをこなさなければなりません。しかし新しいベースでは時間が足りないだろうということで、旧知のチカさん(八方美人)にベースをお願いしたわけです。 3月29日(日)に私はソロでマーキームーンのライブに出演しました。この時の模様は過去のブログに書いていますので、参考に見ていただければと思うのですが、実はこのライブのMCで私はこんなことを言っています。 「バンドをやっているのですが、ベースが脱退してしまいました。新しいベースを探しています。やってみたいという人います?」 そしたらですね、なんと会場から3人ほど手が挙がりました。そのうち1人は風車トリオの狩野さんで、もう一人は酔醒のオノザワさん、そしてもう一人がTommyだったのです。 ライブ終了後にTommyに話しかけました。「本当にやる気あります?」 Tommy「中学生の頃、遊び半分でバンドやってみたことがありましたがそれっきり。やはり遊び半分でkeyなどで参加したこともあります。でもベースはやったことが無いんです。やっぱりベースがやりたくて1年前に初心者セットを買ってみたものの、押し入れの肥になってます。はっきりいてって未経験ですけど大丈夫ですかね」 私「やる気の問題だと思うけどね。とりあえず連絡先交換しましょう。5月にライブを控えていて、サポートメンバー入れて4月にリハしますから、よかったら見に来てください」 ベース未経験ということで、ちょっと不安もありましたが、私の中ではちょうどBanglesがマイブームで、女性ベースのマイケル・スティールがめちゃくちゃカッコいいので気になっていた矢先でした。テクニックといいベースを弾いているときの立ち姿、アクションといい、Suzyは比類なき個性とカッコよさを持っていました。彼に匹敵するベースを探すことは困難が予想されます。 テクニックのあるベースは実は沢山います。ファンタジーには沢山の熟練したベーシストが出演していますが、アクセラの個性にマッチするベースは、残念ながら私の個人的意見では皆無でした。それと、もしベースを新加入させるなら、誰にも知られていない人を入れたかった。旧知のバンドから引き抜いたり、掛け持ちしてもらったりするのはどうも気が進みません。アクセラというバンドは独特でカラーを選びますからね。アクセラのベーシストとしてキャラの立つ人を見つけたかったのです。 個性とテクニック、どちらをとるかと言われると(両方持ち合わせていればベストですけど)、それは際立つ個性をとるでしょう。我々ははっきりいって下手なバンドです。でも個性とスタイルを持っています。下手でもかっこよければOK!それがロックンロールバンドですから(言い訳半分・・・)! 4月中旬、チカさんをヘルプに迎えた最初のリハが明日に迫っていました。Tommyに声をかけるかどうかはまだ迷っていました。もしかしたら社交辞令かもしれないし・・・そんなときに彼女からメッセージが届いたのです。「明日の練習、見に行ってもいいですか?」って。 リハ当日、彼女はやってきました。昔からバンドをやるのが夢だったそうです。でもなかなかチャンスに恵まれなかった。ずっとベースに興味があったんだそうです。でも一緒にやってくれる人がなかなか見つからなかった。やる気があります。それだけで十分かと思いました。 彼女には9月末にライブ予定があって、それまでに8曲覚えることを宿題に出しました。 5月末のライブを彼女が見に来ました。ライブを終えたチカさんが、自身のヴァイオリンベースを「しばらく使わないから」と言って彼女に貸し与えてくれました。彼女は感激して泣いていました。 それから彼女の猛練習が始まりました。ベースの指導にはチカさんがあたってくれました。 6月にはヒデさん(NON POLICY)をサポートにライブを行いました。これもまた彼女は身に来ました。Suzyともチカさんともまた異なったベーススタイルを見て、これまた刺激になったようです。 アクセラは女性ベースを入れようとしているらしい・・・噂が広がるのは早いようです。地元の音楽仲間が集うマーキームーンで関係者には徐々に伝わっていきます。スケちゃんが彼女のステージ衣装を一緒に探してくれることになりました。 リハを重ねるごとに彼女は上達していくのがよくわかりました。バンマスもマッド・プロフェッサーも前向きな目で、彼女を好意的に迎えてくれています。バンドには新しい風が吹きつつありました。 そんなことで、まだまだ十分とはいえないまでも、先週のライブに漕ぎつけたわけです。ライブには渋川から沢山のみなさんが彼女の応援に駆け付けてくれました。 ひょんな出会いが、転がりましたね。まさにロックンロール人生!これでThe Acceleratorsはさらに新しい境地へ転がり続けていきます!
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