大人しくしていたこの週末
現実的な生々しい話をします。この春はずいぶん散財してしまい、コロナでどこにも遊びに行かず貯めこんでいた貯蓄がだいぶ少なくなってしまいました。まずは3月にパソコンを買い替えたし、4月にはエリック・クラプトンのライブに行きました。5月の連休はLOTUSのライブを観に上京してホテルで1泊。いろんなお付き合いも復活して飲みに出かけましたしね。ということで、6月は基本的に大人しくすることにしましたよ。もちろん当初から入っていた予定はそのままに。特に来週の花田さん高崎"流れ"については、渋川のリベンジもありますから楽しみにしております。今週末は基本引きこもって過ごしました。庭のバラが3輪も咲きました。朝、新聞をとりにいくと、郵便受けの下になにかうごめいている。恐る恐るのぞいてみると、なんとアゲハ蝶がサナギから孵化していました。家にいるときはやっぱりギターを弾きます。アコギはもちろん、エレキも。まずはFender Blues-jrで。やっぱりFenderのクランチは最高ですね。そしてFuzzを通して少し抑え目のピッキングで歪み加減をコントロールしてやるとまた最高。Cry Babyも踏んでまた楽しい。次はアンプをMarshall 1974Xに変えて試してみます。こちらのほうがゲインなしのワンボリュームなせいか、ストレートな音がしてコントロールが難しいですね。ある程度ボリュームを上げながらも、ピッキングとギター側のボリュームでうまくコントロールし、うるさくないように弾くのはとても練習になりますよ。奥が深いですね。あとは庭の草むしりをしながらメダカを眺めていました。メダカを初めてから約1か月。ようやく水がメダカ飼育に最も適切といわれるグリーンウォーター化してきましたよ。あとは早く卵を産まないかと毎日楽しみにしているのですが、こちらはなかなか進みません…。さて最後にHurry's Songs、わが人生の1曲をご紹介してさよならしましょう。【No.13】John Sykes / Please Don't Leave Me(1982)いつものとおりジャケットをクリック!当時のプロモビデオが流れます。この曲を最初に知ったのは、当時通っていた夜間学校の同級生から借りたブートレグだったように記憶しています。その同級生は随分なハードロックマニアで、特にマイナーなブリティッシュハードロックのマニアでした。当時、マグナムのLPや、IRON MAIDENのAces Highの12インチなどを貸してもらったものです。そう、このコーナーの第1弾で紹介したAces Highを初めて聴いたのも彼から借りた12インチが最初だったなあ。そんなことがあって間もなく、1992年にようやくこの幻のシングルといわれたPlease Don't Leave Meが世界発のCD化となってリリースされたのですから、もちろん逃すことなく購入。とんでもなく良い曲なので、いまだによく心の中ではこの印象的なイントロのリードギターがリフレインされます。ジョン・サイクスがTIGERS OF PAN TANGを脱退し、フィル・ライノットの手助けを得て制作されたソロシングルが本作。この縁が発端となって、ジョン・サイクスはフィルの呼びかけに応じ、THIN LIZZY最後のギタリストとして加入を果たします。このシングルのクレジットを見れば、レコーディングメンバーはVo&Bにもちろんフィル・ライノット、Drにブライアン・ダウニー、Keyにダーレン・ワートン。そう全員THIN LIZZYのメンバーです。フィルのテナーヴォイスがこの曲の良さをさらに際立たせています。ささやくようなサビの”Oh darling please don't hurt me this way, Oh darling please don't leave me" 泣かせますね本当に。前に紹介したゲイリー・ムーアの”パリの散歩道"もそうですが、フィル・ライノットのVoには心の琴線に触れる何かが備わっています。ジョン・サイクスはそのギタープレイについてゲイリー・ムーアの多大な影響下にあることは有名な話です。そしてこのシングルをフィルに歌ってもらったこともまた、ゲイリーの"パリの散歩道"があったからに違いありません。決して大ヒットしたシングルではありませんが、ジョン・サイクスの非凡な才能を天下に知らしめる記念すべきシングルであったことは間違いないでしょう。永遠の傑作!