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私がいつも色んな作業をする時、大きめの机に向かってるんですけど、その机の上にはお気に入りのアイテムがいっぱい!(笑) 家族の写真でしょ、オーラソーマのボトルに、お土産で頂いたお菓子、ヒーリングに使う石、あとは本とかパンフとか、もうぐちゃぐちゃ(笑)。 その中にね、とても大きな写真集があるんです。タイトルは 「ブラジル」 。 写真だけじゃなくて、ブラジルの歴史とか文化とかも紹介されてる分厚い図鑑。 これは以前、京都でヒーリングサロンをしていた時、いつもいつもオーラフォトを撮りに来てくれた日系ブラジル人の人たちが、私がバリに移り住む時 皆さん連名でくださったんです。 彼らの日本語はもちろん完璧ではなく、私の説明も完璧に理解をしてもらえたわけではない。でもなぜだか私のことをとても慕ってくださって、いつもみんなで足を運んでくださいました。 老若男女、皆さんお一人お一人のお顔も覚えています。 サロンを開いた時に連れて来ていた ある方の赤ちゃんが、少しずつ大きくなっていく様子や、最初カップルだったお二人が結婚された時のこと。さらにお子さんがお腹に出来て、何と名付け親になって欲しいと言われ、恐れ多いから と慌ててお断りしたこと・・・。 この本の鮮やかな表紙を見るたびに、私の中の 皆さんとカタコトでおしゃべりした思い出がよみがえります。 最後にお会いした時、この本を渡されました。 表紙をめくってみたら、その裏に全員のお名前と、皆さんの写真があっちこっちに張ってあり、笑顔がいっぱい。 ○○SANE.WATASHITACHI O WASURENAIDE KUDASAI. そう書かれていました。 泣くのを我慢するのが精一杯。 皆さん故郷を遠く離れて、裏側の日本へやって来た。 私は日本を離れて、赤道を越えた。 どうかどうか皆さんお元気で。 そう思いながら、この大きな本を胸に抱えて バリに来て5年。 私の机の上には、いつもこの本が飾ってあります。 ページをめくると、皆さんのルーツ 広大なブラジルが姿を現す。 「これを見てください。これが私たちのルーツです。」 日本での労働条件は決して良くない、彼らの誇らしき故郷。 流れる躍動の血がそう言っているように思う。 地球の裏側へ渡り、地を耕し、そこに根付いた力強い日本人の魂は、彼らの中に受け継がれており、そしてその土地を愛していると叫んでいる。 父と母を愛するように、日本とブラジルを愛する人たちから頂いたその本。 時々めくってみると、バリとは違う熱い大地のエネルギーが、私の中に溶け込んでくるようです。 ではまた来週。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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