昨晩はえーりんとせいあを渋谷までタクシーで送り
しばらくセンター街の前でしゃがみこむと、少し落ち着く。
心を許した人としか、接触したくない
だけど行きかう雑踏が落ち着く。

大はしゃぎして、肩を組んだ酔っ払いたち。

人目を気にせずハードにハグして、ディープキスするギャルとチャラ男。

飲みすぎて、うずくまるキャバ嬢の背中をさするホスト風の男。

何十年も何十年もビルの山とチカチカのネオンが僕にとっての自然だ。
廃棄ガスにまみれたにごった空気が僕にとっての自然だ。

人と関わりたくない。だけど人ごみを見つめるのが落ち着く。
隣に住んでいる人の名前も知らない。だけどみんなこの密集地帯に住む。


ここにうずくまるのが一番気持ちが落ち着く。
このまま死んでしまってもいいかなと思うくらい落ち着く。

幼馴染のハイネですら、きっと気が付いてなかったのかもしれないな。
ホントは僕はこんな絶望と不安を少年時代からずっと抱えてたんだ。

この闇こそが僕に創作をもたらし、僕に生きる術を与えた。
ずっとずっと闇と仲良く付き合ってきた。

再び、生きるのに支障が出るほどになったのはこの数ヶ月。

大丈夫だと思う。俺はきっとダイジョウブだ

でもこれはあーたんが抱えていた絶望と不安のほんの入り口だ。
同じ苦しみを何十年もかかえた。毎日20種類以上の薬を何年も飲み続け
それでも消せなかった闇だ。

俺なんて、あーたんに比べたらたいした事はない。

年間何万もの衝動的な自殺のほとんどが、これらの病気らしい。
だけど、治療のために仕事を休まなきゃならない矛盾がある。
仕事を一瞬でも休んだら、俺は生きる術を失う。
しかも完治なぞしたら、創作なぞもうできない気がする。

脳がもう精神をやわらげる物質を出す事の出来ない状態。だから薬で補って治療できる事も多いそうだ。

でも最先端の医療はあーたんの闇をとりさる事はできなかった。

彼女はもういない。

こうゆう事を書けるようになった時点で、俺は数日前よりかなり冷静だと思う。


仕事をしていると楽です。麻雀していると楽です。
それはわかりました。

仕事にとりかかるまでが大変でした。重い腰なんてもんじゃない。
脳と体が、俺が何かをしようとするのをものすごい力で止めようとする。

一旦何かを始めてしまえば、むしろ嫌な事を何も考えずにすみます。

いろいろ思いつきで書き連ねてすいません。こんなでたらめで矛盾だらけの文章を読んでいただき、コメントをいただき感謝します。

命日まであと4日です。今日は死への衝動はそれほど強くありません。