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テーマ:暮らしを楽しむ(384624)
カテゴリ:淳情報だよ。
ロサンゼルスでは実感できない「春」
黄色い帽子とぴかぴかのランドセルを背負いながら入学式へ向かう小学生、 いつも以上に気づく他人のくしゃみ、そしてまぶしい太陽の下で、そよ風と共に踊っているような桜を目にすると「春が来たんだなぁ~」と思わせる光景です。 日本の春は入学式・入社式、人事異動などと年度の変わり目とされており、アメリカでは見慣れない「始まりの意味」を持っているように思われます。また、「始まりの意味」を持つことで出会いと別れの季節としても知られており、多くの人々は様々な気持ちを抱えながら春を迎えているのではないでしょうか。 人事異動にびっくり! 今回は、私にとって人事異動は初体験でしたが、学校の先生が異動されることには驚かされました。アメリカの場合、指導者は個人的なトラブルがない限り異動させられることはなく、多くの先生は何十年間同じ学年を担当することは珍しくないでしょう。 学校に通っていたころ、「セネサックさん、覚えのある名字だね、 父親が過去に通っていたのでは」と父親や親戚を担当していた先生に 尋ねられたこともありました。 五感で感じる春の違い 視:なんといっても、やはり色!日本の春は冬と比べ明るくなっています。ぽつんと裸で立っていた木も見逃せない満開の桜に開花し、地域全体を春の明るさで照らしています。また人々の服装も濃い目のスーツやコートからカラフルな色のファションへの変化が注目されます。 聴:日本は人が多いわりにはザワザワ感のない静かな国です。 しかし、先月は兼六園沿いを歩いていると、花見をしている人々の笑い声とにぎやかな雰囲気に気づかされました。 嗅:花が咲くことによって自然の芳香がエンジョイでき、春が来た事を感じさせられます。 味:日本の最高の文化が旬の食べ物です。春といえばイチゴ、竹の子、ハマグリですね。 触:「ハクション!」まさに春を肌で感じるとはこういうことですね、日本の花粉は強烈!(笑) 一年中快適な天候に恵まれているロサンゼルスは、四季がはっきりしていないため 春の季節を迎えても自然と人々には大きな変化は見られません。 しかし、日本では自然が変わることにより、人間も変わり、 今年はロサンゼルスでは経験できない新たな「春」を過ごせるような気がします。 喜びや期待、緊張や不安の気持ちを全て含む日本の「春」はとても不思議で奥深い季節だと思います。 息子淳の広報5月号より。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.03 10:19:30
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