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テーマ:尾瀬大好き(577)
カテゴリ:尾瀬
尾瀬ヶ原の湿原の歴史
湿原は積雪や寒い気候から、枯れた植物の遺体が腐らず堆積した泥炭が堆積して形作られています。 尾瀬ヶ原の湿原の歴史は8,000年と言われますがどうやってその年齢が分かったのでしょうか? 一つは、放射性炭素年代測定法、植物の光合成で取り込まれた炭素の放射線は、植物が光合成を停止(枯れた)した時から減少し、放射線の強さを測定しその年代を割り出す科学的な方法。 もう一つは、泥炭の蓄積する中で火山の爆発があり、泥炭をボーリングしたり切りだすと浅間山や榛名山の噴火による火山灰の層が見てとれます。 火山噴火の文献からその湿原の成り立ちを想定することができます。 至仏山のオヤマ沢田代で そのテラフ(火山灰)を見ることができました。 年代は良く分かりませんが、浅間の火山灰相のようです。 これは尾瀬だけではなく 谷川岳の雪田湿原でも 泥炭中のテラフのようすを観察できました。 泥炭の切れ目があったら良く観察して 湿原の歴史に思い馳せてみませんか? 今日は、ちょっと固い話でしたね。 このテラフ(火山灰)が見られる場所は、湿原の中を登山道が横切り湿原の泥炭を切った場所 湿原の泥炭の流出や、乾燥化など、湿原にとっても痛みを伴っている場所であることも覚えていて下さい。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ --------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、尾瀬トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 自然に触れ、自然を学ぶ、嬬恋軽井沢自然倶楽部 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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