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Wish I could fly like a superman

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2009.06.26
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思想史家David Armitageによる講演会。
タイトルのとおり、アメリカ独立宣言をグローバルなコンテクストで考察。

同時代的なコンテクストから後の時代に与えたインパクトがずれていったことが議論の柱だった気がする。

同時代のコンテクストから見て独立宣言が如何に国際的でグローバルな現象だったかを強調していた。独立宣言をLaw of Nations、すなわち、国際法的な観点から位置づけるのが重要だとのこと。つまり、独立宣言を個人の権利だけではなく、statesの権利を宣言した文書だと見るべきだというわけである。そういう観点から見るとアメリカ独立宣言とナショナリズムを単純に結びつけることはできなくなる。

このように位置づけると、例えば南北戦争も独立宣言の解釈をめぐる争いだとみなすことができる。一方で、アメリカの理念においては独立宣言よりも憲法の方がより重要になっていく。

その後、アメリカ独立宣言はウィルソン大統領が唱えた民族自決の理念に基づく諸国の独立を正当化する議論の雛形を提供することになった。そもそもはstatesが結びつく理念を提示したアメリカ独立宣言が、独立と言う目的のためにフレクシブルに用いられることによって独立宣言と言うジャンルが確立したわけである。こう考えると、そもそもの理念は国際連合の理念につながるとも言える。そうだとすると、United NationsはUnited Statesと呼ばれるべきではないか、とも考えられるのである。

以上が講演で印象に残った点だが、正直きちんとした評価はできない。もっとアーミテイジの仕事と、その他ケンブリッジ系の思想史家の仕事をフォローする必要がありそうだ。





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Last updated  2009.07.30 23:29:10
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