・利息制限法

・出資法

・グレーゾーン金利

・過払い金

・遅延損害金

・貸金業制度

・トイチ

のっけから堅苦しい言葉を並べちゃったけどこれらの言葉の意味、正確に説明できる

今日は多重債務問題では知らない人はいないと言われている、マスコミにもよく登場する
超々有名弁護士である宇都宮健児弁護士とお話する機会があったの。
（ちょうど講演会があって、その前後に控え室でもいろいろお話聞けたんだ。）

けど、多重債務っていっても関係のない人には関係ない世界だよね・・・
でもね、今、現在サラ金を利用している者の数って1400万人なんだって。
親戚の中に１人は利用しているっていうぐらいの数じゃない？

ヤミ金融のことについては問題になっていても、消費者金融（いわゆるサラ金）について
これまでマスコミが表だって批判することはできなかったっんだって。
なぜなら、今のテレビ業界のＣＭ収入の一番のお得意様は消費者金融だからね。

スポンサーのことを悪くは言えないでしょ？

武富士の会長が捕まったり、アイフルが営業停止になったするなど、
広告収入が見込めない状況になれば、ニュースで取り上げることもできるけど、
そうじゃなければお得意様を批判するような番組を作れるわけがない。

だから一般の人は「ヤミ金は悪いけど、消費者金融はまだまっとうな会社」って
思ってた人が多かったんじゃないかな？

アイフル問題があって、はじめて「あんなチワワ出してやってる会社が・・・」って
驚いた人も多いのでは？

テレビなどマスコミがようやく消費者金融の問題を取り上げ、
国会もようやくグレーゾーン金利問題について取り上げてくれたけど、
そこまでには色々な苦労あったんだろうな。

今日はアイフルの社員が実際に行っていた借金の取り立て電話の生テープを聴いたよ。

や○○となんら変わりないよ・・・。
こんな電話が毎日かかってきたら、ノイローゼになるのも無理はないって感じ。

いま、アイフルではや○○を雇ってるんだーって思った人いる

ブー、不正解。この人、普通に大学卒業して、就職した社員なんだって。

ヤミ金の店長や社員と呼ばれているような人も、ごく普通のお兄さん。
アルバイト情報誌みて、「高給」「茶パツ可」「ノルマなし」みたいな売り文句にのっかっちゃって
出向いたら、そこがヤミ金融。
マニュアル通りの貸し付け、取り立てをやらされる羽目に。

サラ金にしてもヤミ金にしても、指示どおりにやらなかったら、
今度は自分が仲間や上司からボコボコにされる。
だからやりたくなくても、脅し、嫌がらせし、執拗な取り立てをする。

「債務者が自殺してくれるとほっとする。これ以上無茶な取り立てをしなくて済むから」
そう言った貸金業者で働く人の言葉には、何も言えなくなるよね・・・・。

宇都宮弁護士が最初にアイフルの酷い取り立てについて報告したときに、
有識者やマスコミは信用してくれなかったらしい。

これらのテープを聴いて初めて有識者の人たちは

「まともな会社であるアイフルがこんなヤミ金融みたいなことをやってるなんて・・・」っと驚き、
初めて事の深刻さを理解してくれたとのことでした。

宇都宮先生の講演は午後からで、午前中は同じ場所で
小・中・高の学校の先生の研修の一環として、消費者問題の研修があったの。

あたしはそのオブザーバとして参加していたんだけど、
教育現場における金銭教育・消費者教育ってほんと遅れているというか、
なかなかどう教育をしていけばいいのか、現場の先生もすごく混乱してるんだなって感じた。

特に高校生なんかは、あと２年もすれば親の承諾なしに、
お金を借りることも自由にできる年齢に達するというのにね・・・

学校じゃなくても、家庭でそういう話ができていればいいんだけど、どうなのかなぁ？

よく20歳前半の子供を持つお母さんから
「うちの子あてにサラ金名で請求書が届いたけど、これは架空請求ですよね！？」
っていう相談をうけることあるんだけど、書類をみると大抵きちんとした請求書なんだよね。

けどお母さんとしては自分の子供がそんなとこから借りるわけがない！ってなかなか
信じられないみたい。挙げ句の果てが友達に騙されたんだって主張するんだもん・・・。

そうそう、レイクやディック、ユニマット、アイクといった外資系サラ金については
アメリカ政府が後押ししているので、金利の引き上げを日本政府に求めているとか。
ちなみにアメリカは自由化が進んでいるので年数百％の金利も有りだそうです。

今日はほんといろいろと考えさせられました。

みなさんのおうちではお金の話はしますか？