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カテゴリ:■一日一賢
■地球異変余禄 ヒマラヤ編3(1/4) 名古屋大学が保管している1万枚の空撮写真には、約30年前のヒマラヤの姿が記録されていた。当時は「これから氷河期が来るかもしれない」と言われていた時代で、氷河は拡大する可能性もあった。そして今、地球温暖化の脅威が迫る中で、空から望むヒマラヤはどんな姿に変貌(へんぼう)しているのか。2007年11月、朝日新聞社機「あすか」でヒマラヤを飛んだ。 1970年代、名大の研究者たちはプロペラ機などに乗り込み、羽毛服と酸素マスク姿でヒマラヤの氷河を記録した。その写真を頼りに、私たちはフライトプランを立てた。写真はエベレスト山麓(さんろく)のクンブ氷河(1978年) カトマンズ空港に到着した「あすか」。羽田空港を出発し、那覇、上海、昆明で給油して、カトマンズへ。光学ガラスを使った空撮専用の窓があり、窓やドアを開けることなく、高度1万3千メートルからでも撮影ができる 空港をたった「あすか」の窓に、カトマンズ盆地が広がる。人口は約150万。茶褐色の家々が所狭しと並んでいる。後方にはヒマラヤの峰々が悠々と連なっていた 離陸後、わずか15分でエベレストが見え始めた。1万3千メートルから徐々に高度を下ろし、標高8848メートルのエベレスト上空へ近づいていく 世界の屋根が目の前に迫ってきた。左奥の黒い三角形の山がエベレスト さらに近づくと、「異変」に気づいた。想像していた「白い峰々」とは程遠く、山が黒いのだ。約30年ぶりに空撮調査に参加した上田豊・名大名誉教授は「山が死んでいるようだ」とため息をついた。右手には氷河湖イムジャ・ツォが見える 明日へ続く
プロフィール
武田 剛(たけだ・つよし) 朝日新聞編集委員。92年入社。03年末から1年4カ月間、 第45次日本南極観測隊に同行し、昭和基地で越冬取材。 帰国後、地球環境をテーマに「北極異変」「地球異変」 取材班を立ち上げ、06年にグリーンランド、07年に ネパールヒマラヤ、08年に北極圏カナダを取材。 著書に「南極 国境のない大陸」(朝日新聞社)、 「南極のコレクション」(フレーベル館)、 「ぼくの南極生活500日」(同)。40歳。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.21 06:08:02
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