2424745 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

楽天塾

楽天塾

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.05.26
XML
カテゴリ:unclassified





甘口の酒が多いとお嘆きの貴方に [12/05/11]



 というわけで、「すっきりした」辛口のお酒だけにこだわっていると、こうした「スゴイ」お酒に出会う機会を自ら逃してしまうことになりかねないのです。

 で、もうひとつ。醸造アルコールを添加することによっても、お酒は辛くなります。醸造アルコールをたっぷり入れた安いお酒が「辛い」のはそのためです。

 いまも「淡麗辛口」な酒を求める人が多いのは、おそらく、醸造アルコールを大量に添加して辛くなりすぎるのを調整するため糖類を添加したお酒が大量に出回っていた時代・・・そう、あの、日本酒といえば、とっくりが机にネチャッとくっついちゃうような酒が当たり前だった悪夢のような時代の反動として、「越の寒梅」などのすっきりした軽快なお酒が一大ブームとなったことが原点にあるのだと思います。でも、この苦しい業界のなかで切磋琢磨してホンモノのうまい酒をつくろうと日夜努力しておられる各地の蔵元さんのおかげで、いま日本で飲むことのできる日本酒は、びっくりするくらい進化しています。「淡麗辛口」ということばではくくれない、実にうまい酒がたくさーんあるのです。

 ですから、もしあなたが「酒は辛口にかぎる」と信じてこれまでの人生を過ごしてこられたのでしたら、一度でいいので、だまされたと思って「辛口」ということばをいったん封印してみませんか。その結果、これまでに味わったことのないうまい酒と出会うことができれば、あなたの酒ライフは飛躍的に豊かなものになりますよ! もし「やっぱりだまされた!」という結果になったとしても、それほどの大惨事になるわけではないので、まあ笑って許していただければいいんじゃないかと。。。。。

 ちなみに、膳さんの会で「辛口はないの」とおっしゃっていたご主人、会が進み、様々なお酒を試されるうちに、最終的にはキレイなうまみたっぷりのお酒がとっても気に入られたようで、私、ホッとすると同時にとってもうれしかったです。よいお酒は、飲んでもらいさえすれば、やっぱりちゃんと「伝わる」んですね。









←なんかラベルからして「濃い」!

 膳さん、ありがとうございました♪

次回へ続く













稲垣 えみ子(いながき・えみこ)プロフィール


1987年に朝日新聞記者となり、社会部、週刊朝日編集部、大阪版編集長などを経て、2010年4月から地域ニュースディレクター。プライベートではヨガインストラクターの資格を持つ健康マニアで、生ゴミ堆肥によるベランダ菜園と、裏山(六甲山)登山が趣味。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.05.26 10:56:31
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.