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人生雨のち晴れ

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2015.03.10
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񤭥ϡキャロルはわんちゃんのパラダイス写真館񤭥ϡhttp://r.goope.jp/

ס我々幼少の頃のオヤジと言うものは凄まじい権限を持っていた。殴る、蹴るなどは日常茶

飯事で私もオヤジに殺陣を突いて血祭りに上げられたものである。殴られる理由には此方に

非がある訳でそれによって親を恨んだりはしなかった。何をするにもオヤジを中心に回ってお

り食事をする時もはるかにオヤジのおかずの量が多かったし、オヤジの好みで毎日の献立が

廻っていた。そして、必ず一品二品多かったものだ。そのおかずに限って異常な興味を示し、

一度、食べてみたいと母親にせがんで見たものの、睨みつけるばかりである。なぜかオヤジも

くれなかった。食事中に無駄口を叩くと叱られるので家族は黙々と食事をする。今からは想像

も出来ない家庭の風景だがこれが当たり前だと、その頃は思っていたものである。当時、我が

家には不思議な事にオヤジの歯ブラシ一本しかなく、当然ながら我々の歯ブラシはない。要は

我々は歯磨きなどしなくていいと言うことらしい。歯磨きを許されたのは中学生になってからで

あり、情けない事に自分の歯ブラシを持った事に異常な喜びを感じた。しかも世間で使われて

いるようなチューブに入ったおしゃれなものではなく、粉末の歯磨き粉だった事を覚えている。

当時、子供用のイチゴ味のチューブに入った歯磨き粉は私の羨望の数少ない一品でなぜか

今になっても商品を見ると心が騒ぐ。そのしわ寄せか、母親が生涯、歯で苦しめられていた記

憶が残っている。昔、家庭内でのオヤジはいい意味での威厳があり、今の時代のように子供

と同じ目線で友達感覚の付き合いでは決してなかった。それが良いか悪いかは私には判らな

い。ただ厳しく育ててくれたオヤジには感謝している。そんなオヤジも長年連れ添った母が逝っ

たとき、初めてオヤジの涙を見た・・・。オヤジ49歳の時である。誰にも判らないように夜中、

一人で泣いていた。よほど母親をきずかったのかその後、浮いた話を聴いたことは一度もない。ܤ

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最終更新日  2015.03.10 20:09:39



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