どっちにしろ国民が喜ぶと思うなよ
どっちにしろ、国民が喜ぶと思うなよ。と、いきなりですが怒ってみる。ガソリンの暫定税率。この年度末になって、廃止にしろ継続にしろ、国民にはいい迷惑である。「暫定」を30数年続けていることに呆れかえり怒りを覚えるのはいうまでもなく、「廃止」はしごくまっとうなことでそれに関して異議のあろうはずはない。が、来年度の地方の予算は決まっている。今さら、「暫定」のぶんだけなくなりました、、もあんまりだろう。しわ寄せは結局国民にまわってくる。「暫定」という名の「恒久税」を当時の政府(自民)はそれこそ未来永劫に知らん顔して続けていくつもりだったろう。しかし、その計算は狂った。去年の参議院の大敗、与野党逆転。甘くみていたツケが今ここにまわってきてこの大騒ぎである。ガソリンの値下げは「オイシイ」話だ。もちろんわたしとしても個人的に歓迎できないはずがない。でもそれだけで単純に賛成できない。ガソリンスタンドの混乱も目に見えている。彼らの痛みも深刻だ。現実の市民生活を与野党はほんとに考えているのだろうか。「今年は見送り、平成21年度から廃止する」ということにならないのか。ぜひ法案化して欲しい。もう与野党のメンツのつぶしあいの泥仕合はごめんである。