3322994 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
July 12, 2006
XML
カテゴリ:日々雑感
 帯津良一先生の講演会に行ってきた。
 外科医から、西洋医学の限界を感じて「ホリスティック医学」に転向し、気功や食事療法を取り入れた病院で、ガンの治療を行っている先生である。
 本も沢山書いているから、知っている方も多いだろう。

 1時間半の講演で、1時間がお話、30分が気功(呼吸法)の実践というプログラム。
 お話のほうでは、ホリスティック医学の説明が大半だったが(もちろん脱線大いにありで、それが面白かった)、「健康の家」の土台は心、という話が一番興味深かった。
 なんでも、今の病院を始めるとき、病気には心の持ち方が大事、「明るく前向きに」という方針で、心療士やカウンセラーをそろえてやってみたのだが、3ヶ月でやめてしまったのだという。
 「人間は、明るく前向きにはできていないんですよ。さびしくて、悲しいのが、人間の本質なんです」
 それは納得。もちろん個人差はあるけれど、放っておけば悲観的になってしまう人間のほうが多いのでは???
 まして病気のときに、ただ「明るく前向きに」なれといっても、無理な話かもしれない。
 「だから、寂しくて悲しいことを肯定するんです。そして、そのなかで、「ときめき」が感じられるようなことがあれば」
 今日あんなことがあってときめいた。こんなことがあってときめいた。それをできるだけ沢山重ねていく。そうすると、悲しいことを経験してのときめきだから、根がしっかりしている、という。
 なるほどねえ。

 ときめきと言われて思い出したのが、ヴェルディの建てた老人ホーム「憩いの家」の老音楽家たちである。
 あそこに暮らす老人たちが元気なのは、「音楽をやると元気になる=音楽を通じて『ときめき』を感じられる」からかもしれない。
 
 「食事療法も、健康法も、長くやっているうちにだんだんいいかげんになってきまして」
 先生は言う。
 「食事も、最終的に「ときめき」があればいいんだ、と。カツ丼を食べるときだって、このカツ丼には『ときめき』があると思えばいい」
 いつも「カツ丼」というわけにはいかないだろうけれど、たしかに食事療法をやっているとストレスがたまるだろうから、「カツ丼」(=体に悪いけれど好物)も、時には必要ですよね。

 「ときめき」っていう言葉、応用範囲が広いんですね。今度色々使ってみようかな。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 19, 2006 07:00:07 PM
[日々雑感] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

CasaHIRO

CasaHIRO

フリーページ

コメント新着

バックナンバー

May , 2024

© Rakuten Group, Inc.