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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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July 29, 2006
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カテゴリ:お仕事
 トッパンホールで開かれた、バリトンの小森輝彦とソプラノの幸田浩子のコンサートに行った。
 2人とも、知るひとぞ知る期待のホープ。とくに幸田さんはチャーミングな容姿もあり、男性を中心に人気が沸騰しているらしい。
 プログラムもとてもよくて(私ごのみ!)、前半が「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」からのアリアと二重唱、後半が「リゴレット」からのアリアと二重唱。プログラムの解説を頼まれ、うきうきして引き受けた。
 とはいえ、やはり邦人歌手だし(有名外人歌手だってチケットがあまることはよくあるから)、入りはどうなのかな、とちょっと心配でもあったのだが。ヴェルディも「椿姫」ならともかく「リゴレット」だし・・・
 
 それが満員御礼ソールドアウト、キャンセル待ち(そんなこと可能だなんて知らなかった)が数十人もいたというので、驚いてしまった。
 やっぱり日本の聴衆は、わかっているのである。
 会場には批評家の姿は少なく(といっても、18時開演を19時と勘違いして後半滑り込みであたふた席についたので、よくは見ていないのだが)、逆に「え、こんなの知っているの?」という感じの知り合いの音楽ファンを2人見かけた。
 いやみなさん、わかっているんですねえ。内容も出演者も、いい、ということが。

 二期会の専務理事の方にお会いし、楽屋に連れていっていただいて小森さんに紹介していただいたのだが、その前後にホールの方とも出ていた話、
 「今日のお客さんは、いいお客さんでしたねえ」。
 いや、ほんと。
 そして、
 「コンサートは企画ですねえ!」
 という結論が出たのでした。
 そう、8割は企画。コンサートだけではなくて、本も、ツアーも。

 まず喜んでもらえる、そして最終的にはそれだけではなく、ちょっと期待を裏切るというか、こちらの「これをぜひ!」ということをまぜ、「あーなるほど、これは考え付かなかった」と思っていただける。
 それが、「いい企画」ではないだろうか、と思うのですが、いかがでしょう???





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最終更新日  July 31, 2006 06:32:13 PM


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