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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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August 11, 2006
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カテゴリ:お仕事
 以前このブログに、「黄金の翼=ジュゼッペ・ヴェルディ」という著書が絶版通告を受けたという話を書いたら、何人もの方からコメントをいただいた。なかにはご自分のブログですばらしい記事を書いてくださった方もあり、感激でした。ありがとうございます。
 コメントのお返事も書かず(嬉しかったから書かなきゃ、と思っていたのだけれど、さてなんと書こうか考えてしまい・・・結局簡単なお返事になってしまいました。ごめんなさい。でもとてもとても感激しました)、「その後」のご報告も遅くなってしまった。書かなきゃ、と思うと書けないんですね。嬉しいならちゃんと表現しなければいけないのに・・・

 また昨日は昨日で、愛知県立芸術劇場というところで、対談形式のレクチャーの進行役をやったのだが、そのとき会場から集めたご意見のなかに、「「黄金の翼」の危機をブログで見て、購入しました」というメッセージがあり、これも感激してしまったのでした。ありがとうございます。

 結論から言うと、完全な絶版、は回避できた。
 みなさまの書き込みを担当者にファクスし、さらに、今後ヴェルディのレクチャーをいろいろやる予定があるから、そこで売るよう努力する、と言ったのが効いた?のである。
 とりあえず、500部は残してくれることになったのだ。残り500余は裁断されてしまうのだけれど・・・・もったいないよね・・・「倉庫に置いておくのも税金がかかる」ということらしい。

 まあ今、年間で5、60冊しか売れないということなので、1000部残っていたら単純計算で20年かかるそうなのである。それを残しておくのは無理、といわれたら、こちらは何も言えない。

 というわけで、「レクチャーの会場で売る」と宣言してしまった以上、がんばって売らなければならなくなってしまった。
 まあ、本やCDの多くは、たぶん似たような状況ではないだろうか。著者あるいは演奏者がその場にいるところで販売するという・・・

 いずれにせよ、泣いても笑ってもあと500冊。何とかもう少し生きていてもらって、ヴェルディ生誕200年の2013年に、もっとちゃんとした本を出したい、と思うようになった。「読むのが大変」な本じゃなく、だからといって軽い本でもなく、従来の伝記の枠組みを破った新しい本にしたい。それが夢です。





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最終更新日  August 11, 2006 11:08:47 AM


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