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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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August 29, 2006
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 何かとにぎやかなザルツブルクを含んだオペラツアーから一転、土曜日の夜から、「続バッハへの旅」というツアーに合流した。バッハが5年ほど暮らしていたケーテンのバッハ・フェスティバルを中心にした渋い?ツアーである。
 「バッハへの旅」は私が初めてかかわった音楽ツアーで、没後250年の2000年にスタートしたが、その年に6回もツアーが出たほど人気が出て、その後も今まで続いている。総回数16回、という驚異的なツアーだ(音楽ツアーという特殊なものであることを考えると、よく続いていると思う)。
 「続」というタイトルがついているのにはわけがあり、通常の「バッハへの旅」だと、ドイツ中部、ザクセン、テューリンゲン地方のバッハの住んだ町をめぐるのだが、バッハが住んだ町で唯一中部ドイツと離れているのが北ドイツのリューネブルク。そこまで入れると日程が長くなるので、「バッハへの旅」には入れていなかった。
 けれど、「バッハへの旅」に参加した方を中心に、北ドイツにもいってみたい、という声が出てきたので、「続バッハへの旅」と銘打って、北ドイツのバッハの町めぐり+バッハフェスティバルというツアーをはじめたのである。
 その「続バッハへの旅」も3回目。回る町が地味なのと、ケーテンのバッハフェスティバルが、ライプツィヒのバッハフェスティバルのように知られていないので、少人数(12人)のツアーになった。
 でも北ドイツはとても素敵。レンガの町並みと、雨の多いせいかしっとりと濃い緑がよく調和して、落ち着ける。
 今日はバッハが留学?していたリューネブルク泊り。ここではいつも、「ベルクシュトレーム」という素敵なホテルをリクエストして取ってもらっている。運河のほとりにある素敵な雰囲気のホテルだ。
 夕方はバッハの学んでいた教会で、オルガンの貸切演奏会をしてもらった。オルガン台にあげてもらって感激だった。これも少人数だからできることではある。

 それにしても、一人の作曲家でしかも同じような場所ばかり周遊して、それで10数回も続くような作曲家って、バッハ以外にはちょっといないんじゃないだろうか。モーツァルト好きが多いといっても、そこまで好きな人ばかりじゃないような気がする。バイロイトでワーグナーを聴くのもちょつと違うし・・・
 バッハって、やはり、深く好きになってしまう作曲家なのではないだろうか。好きになるのはちょつと時間がかかるけれど、本当に好きになると長いつきあい。そし生まれた場所、住んだ町にいきたくなってしまう・・・
 だってこの旅に、3回、4回と参加していひともいるくらいなのだから。
 また一人でバッハめぐりの旅をしているひとも、結構多いのだ。

 私のツアーのお客様でも、「バッハへの旅」「続バッハへの旅」を終了?して独り立ち?し、あちこちのバッハフェスティバルをひとりでめぐっているファンもいる。ケーテンのバッハフェスティバルにも、きっと個人で来ているだろう。

 深く好きになれるということは、やっぱり幸せだと思うよ。





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最終更新日  September 5, 2006 03:23:58 PM


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