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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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April 17, 2009
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カテゴリ:音楽

 カラヤン取材、そろそろ終わりに近づいてきました。
 ウィーン2日目の今日は、午後、ウィーン・フィルのゲネプロ(といっても内容的にはコンサートに準じる有料のもの)を体験(ラトル指揮)。
 午前中は、つい最近オープンしたという国立歌劇場の博物館で、カラヤンの指揮棒、そのほかいろいろな展示物を見せてもらいました。
 
 この博物館は初めてだったのですが、歴代の指揮者の紹介をはじめ、1909年にウィーンで「ばらの騎士」が初演されたときに使われた「銀のばら」など、歴史的な展示物もあり、なかなか面白く見学できました。

 傑作だったのは、もと歌手だったというガイド嬢の話で、いかにもありそう、でもなかなか知ることができない、たぐいのこぼれ話を、いくつか披露してくれました。

 たとえば。
 カラヤンが、国立歌劇場で「トロヴァトーレ」を上演したときの話。
 テノールのマンリーコを、初めはパヴァロッティ、ついでボニゾッリが歌ったそうなのですが、ボニゾッリはどうも調子がよくなく、ブーイングを浴びてしまい、怒って降板してしまった。
 さあ代役、というときになり、適当なひとが見あたらず、そのときグラン・カナリア島(だったかな)にいたドミンゴのところに担当者が飛び、急遽打診したとか。 
 本番、2日前だったそうです。
 何とかくどき落として、入っていた予定をキャンセルしてもらい、かけつけてもらったとか。

 そのときの映像が、今発売されている、カラヤン指揮「トロヴァトーレ」なのだ、ということでした。

 そのほかにも、ちょっと細かいところまでは聞こえませんでしたが、やはり代役を頼んだ歌手の話で、恋人とデートしてピッツァを食べているときに強引に声をかけ、ひっぱってきたとか・・・

 この手のこぼれ話、知られているようで、そうそうはもれ聞こえてこないもの。
 同行の脳科学者氏、「こういう話集めて本作ったら、売れると思うよ」
 同感です。カラヤン本もいいけれど、こういう本の取材はいかがでしょう、出版社ドノ?

 写真は、1909年にウィーンの国立歌劇場で使われた「銀のばら」。






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最終更新日  April 26, 2009 09:20:54 PM


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