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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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July 24, 2017
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 今年2017年は、1867年にパリ、オペラ座で初演されたヴェルディの名作、《ドン・カルロス》の初演150周年にあたります。

 この機会に、オペラ座では、豪華キャストの《ドン・カルロス》が新制作されることになりました(劇場はバスチーユの新オペラ座)。カウフマン、アブドラザコフ、ヨンチェーヴァ、テジエら、今をときめくスターが顔を揃えますが、なかでも目玉は、これが初役というガランチャ演じるエボリ公女です。指揮は2009年からオペラ座の音楽監督をつとめ、ヨーロッパで評価が高いフィリップ・ジョルダン。2016年度の「オペラ・アワード」で最優秀指揮者も獲得しています。ジョルダンは今までほとんど来日がなかったので(PMFに招聘されたくらい)日本ではあまり知名度がありませんが、この11月にはこれもポストを持っているウィーン交響楽団と来日の予定があり、日本でも真価が知られていくことでしょう。モーツァルトから現代ものまでレパートリーが広く、若々しく、流麗闊達な音楽で、聴き手を引き込む力の持ち主です。

 この《ドン・カルロス》をハイライトにしたツアーを、実施することになりました。人気のチケットだったので、ぎりぎりのタイミングで恐縮です。同じ時期に、普段はあまりオペラの公演がない旧オペラ座(ガルニエ)でも、《コジ・ファン・トウッテ》が上演されますので、これも組み込みました。

 さらに、ツアーの前半では《ドン・カルロス》の舞台となったスペインに足を延ばし、スペインの二大歌劇場、バルセロナのリセウ劇場と、マドリードのレアル劇場で、《仮面舞踏会》と《カルメン》を鑑賞します。《仮面舞踏会》は、スター・テノールとして確固とした地位を築いたベチャワ、スペインを代表するバリトン、アルバレス、大ベテランのザジック、《カルメン》は最近ドン・ホセも好評なメーリ、現代を代表するエスカミーリョ歌いのひとりケテルセンら第一線のキャストが揃っています。そしてマドリードからは、《ドン・カルロス》のなかで、フィリッポ2世が言及する「エル・エスコリアル宮殿」へ。地下の霊廟に実際に眠るフィリッポ=フェリペの棺と対面できます。ここには以前も行きましたが、いざその棺を目にするのは、感慨深いものがありました。

 今回鑑賞する《ドン・カルロス》は、初演劇場のパリなので、フランス語の5幕版。第1幕は、フォンテンブローの森でカルロスとエリザベートが出会いますが、パリからそのフォンテンブローを訪れるオプショナルツアーも用意しました。

 詳細はこちらです。

 https://www.ytk.jp/music/pamphlet/data_pamphlet/kato_1710/book/index.html#target/page_no=1   

  






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最終更新日  July 24, 2017 03:46:19 PM


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