タクシー・ドライバー デニーロ
最近は新作映画がつまらなすぎて、古い映画を良く見るのだが、自然と見比べる感じになる。この映画を観て感じたのは、最近の映画は洋画は、ハリウッドは、とにかくせりふが多い。もちろんCGも多く、ガチャガチャアゴニョゴニョ・・・とうるさい。この映画では、セリフが少ない。そして、行動範囲が狭い。映画で言うスケールであれば、小さい、せまい。しかし、これは最近の映画にも共通しているが、キャラクターの、凶変的な性質を描くとき、デニーロの口を半開きにして、何度も相手を見返すしぐさ、立ち止まって、何もしゃべらず、相手を眺めている・・・そして、銃の発砲数は少ない山場! これがガツンと来る!二時間と、最近流行の短編映画、こっちの方が好きだが、長いので、しかも字幕なので、疲れるが、味わい深い映画だった。