|
カテゴリ:か行の宝石
calcite
カルサイト 和名:方解石 モース硬度:3.0 ヌープ硬度:135 分類:炭酸塩鉱物/カルシウムの炭酸塩鉱物 晶系/産状:六方晶系(三方晶系)/産地により晶癖の変化が激しい 化学組成:CaCO3 劈開:3方向(菱面体方向)に完全 比重:2.69~2.82(純粋なものは2.71) 屈折率:1.48~1.66 副屈折率:0.172~1.190 分散度:不明 蛍光:あり(長波でピンク色など他各色、短波で赤色など他各色。) (産地によってさまざま) 条痕:白 主な色:無色、白色、黄色、ピンク色、緑色、青色などさまざま 多色性:微弱 おもな産地:アイスランド、メキシコが宝石質の主産地。その他アメリカ、スペイン、ドイツ、イングランドなど各所で採れる 方解石は大理石、鍾乳石、石筍(せきじゅん)などの主要構成成分の一つであり世界中どこでも採れる ただカルサイトは硬度が低く劈開もあるのでカットされることは稀で、蒐集家用に若干カットされることがある程度 大理石などは彫刻用に多用されていますけどね アラゴナイト(霰石(あられいし))とは同質異像の関係にあり、アラゴナイトもカルサイトもアンモナイト(アンモライト)の主要構成成分ですね~ 中身はカルサイトで外側の遊色部分はアラゴナイトになってます(アンモライト全部ではないと思うが) こうやって成分に着目するとなるほどと思う部分も多くやっぱり楽しいですねえ さてさてカルサイトで触れなければならないのは、 オプティカル・カルサイト(オプティカル・スパー)でしょうか カルサイトの内非常に透明度の高い良質の結晶は偏光フィルター(カメラ内のレンズ)に使われることがあるのです そのため「オプティカル・カルサイト」と呼ばれています このオプティカル・カルサイトの1大産地がアイスランド・エスキフィヨルドですので「アイスランド・スパー」と呼ばれることもあります(現在はメキシコやブラジルでも出るようです) 他にはコバルト・カルサイトでしょうか コバルト分を含みピンク色に色づいたカルサイトで可愛い色あいですよね 同様にマンガン・カルサイトもピンク色ですね さて写真のほうに参りましょうか~ オプティカル・カルサイト 重量未計測 ブラジル産 カルサイトらしからぬ透明感はスゴイですw 以前紹介したように虹色も出て綺麗ですね~ たぶんもっと大きな原石を叩いて割った後の劈開面を研磨してあるものだと思います だとすると劈開を知ろうの見本ですかねぇw(菱面体とはこうだ!みたいな) マンガンカルサイト(強蛍光性) 0.64ct オーストラリア、Broken Hill・N.S.W産 可愛い薄ピンクなだけでなくこの蛍光性いいですねぇ コバルト・カルサイト 0.07ct ナミビア・ツメブ産 可愛い~ピンクが印象的な子です~ ストロンチウム・カルサイト・キャッツアイ 13.9ct 産地不明 ストロンチウム含有による緑が全体に広がり涼しげであり、少し濃いめの緑が猫目のように出てる可愛い子 この説明で分かるかもしれませんが、「キャッツアイ」と名はついてますが通常のキャッツアイのように角度によって猫目が動くことはありませんw なのでホントならキャッツアイ以外で呼ぶべきなのでしょうが適当な名称がないのですよねwww 勝手にライオン・アイとか(いまいち)ジャガー・アイとか(微妙)ピューマ・アイとかネコ科動物の名でこの動かない猫の名称つけるか?(マテ 他にもコバルト・カルサイトの原石、マンガン・カルサイト(蛍光性・オレンジ色蛍光)原石も持ってるのですが、写真を撮ってませんw いずれ写真を撮ったら追記するかも?w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[か行の宝石] カテゴリの最新記事
|