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カテゴリ:新規購入宝石
皆さまどうもどうも~
いい石ライフ送れていますか? 今回は珍しくミネショ戦利品ではないものですが 新規入手品のご紹介。 購入自体は2022年年末でしたが 2023年初ゲットは ツイッターで話題になっていた 合成フォスフォフィライト 0.07g ツイッターフォロワー様作成 せっかくなので天然フォスと一緒に撮影 続いては 新年になってから購入もしたもので 非加熱パライバトルマリン原石 ブラジル・パライバ州・サンジョゼ・ダ・バターリャ(オールドマイン)鉱山産 非常に貴重な完全非加熱の原石で パライバのほぼすべては とりあえず採れたそばから 加熱されてしまうため 非加熱の物はものすごく少なく 私も今回初めて入手しました。 お次は C-OX(Cubic-Oxide) ルース 1.49ct ラフ 48g ロシア・科学アカデミー研究所製 スカルメルティング法 長年探していた合成石の一つで キュービックジルコニアの亜種とも言えるものですが 本にもほとんど載っておらず 知っている人も非常に少ないかなりマニアックな合成石。 キュービックジルコニアの開発当初(1977年) どうやっても濃い青と緑の物が作れず 試行錯誤されていた中で 1982年にようやく完成はしたものの CZの作成時に安定剤として使われるY2Oを 通常より多く入れたため、 単一の結晶ではなく 酸化物の混合という状態になってしまい キュービックジルコニアという名前ではなく キュービック・オキシド(C-OX)という別名が付けられた 作成自体もほんの少量だけ作成されただけとなったために 滅多に見ることができないどころか よほど合成石に精通していないと知らない物となっていました。 最近では技術向上によりYAGで普通に作成できてしまうために 余計に作られず昔作ったほんの少量を探すしかなく 入手難易度が合成石の中ではかなり難しい物。 一応 緑の方も入手はしましたが ラフだけですので いずれこっちもカットに出したいなぁ・・・ ちなみに青の方は 宝石研磨をしているVTuberの方に切ってもらいました (名前公表しなくても分かる人多そう・・・) 最後に参考までにCZとC-OXの比較を載せておきます C-OX(Cubic-Oxide) 組成 ZrO2+Y2O 等軸晶系(スカルメルティング法) 1982年ロシア科学アカデミー研究所製 色 無色、緑、青 ダイヤモンド光沢 劈開 なし 硬度 8.0 断口 貝殻状 比重 5.6~5.8 単屈折性 屈折 2.0~2.1 分散度 0.040 多色性 なし 蛍光性 長波・短波共に微白濁蛍光 キュービックジルコニア(CZ) ZrO2(+Y2OまたはCaO) 等軸晶系(スカルメルティング法) 1977年開発 着色成分によって色を変えれる オレンジ~赤(Se)、褐色(Ni) 緑(Cr)、淡紫色(Co) 硬度7.5~8.5 単屈折性 比重 基本6.0(安定剤で変化) 屈折率 2.15~2.18 分散度 0.060 多色性 なし 蛍光性 長波変化なし稀に黄色 短波黄濁 ちなみに余談なんですが・・・・ CZは日本に技術というか特許というか 製法が入ってきていないために 日本製CZというのはないそうです (昔聞いた話で今もそうかは分かりません・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.20 21:47:44
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