渋さなんて知らないの・・・
渋さ知らズが結成30周年だそうな。1989年結成ってこと?まあ、結構メンバーは流動的でユニット的な団体さんではあるけれど、ダンドリスト不破大輔を始めとした魑魅魍魎な面々が圧倒的な音量と物量で迫ってくる、異形の音楽集団は、核的存在であった片山広明を失っても、尚も健在。不破氏が”来年は何かやりたい”と宣言していた通り、今年は渋さに関わる話題が引きも切らずに続いていたところ・・・僕自身の渋さとの付き合いはどの位になるのだろう?遠藤ミチロウと同様に、初めて見たのは寿町フリーコンサートでだ。ソウル・フラワー・モノノケ・サミットを目当てに見に行って、最後にぞろぞろと登場した不思議な大所帯バンドを怪訝に眺めていたが、演奏が始まって度肝を抜かれた。まさに、何じゃこれは?という衝撃の発見であった。以来、あちこちの渋さのライヴを、飽きることなく追いかけるようになる。2001年のフジロック初出演の時には既にお馴染みの存在であったから、寿町での初見物は2000年か、はたまた1997年か?とにかく、僕自身は20年余の付き合いなわけだけど、渋さそのものは、それ以前に10年もの歴史があったということになる。でも、名が知られ、不破氏が薬(違法なものではなく)とか買えるようになったのは、そのフジロック出演あたりからだと思う。しかし、さすがに年に5回も6回も見ていたら、いい加減飽きてくる。沖縄に移り住むあたりでは、既にちと食傷気味になってたかも。そうは言っても、2014年の那覇・首里劇場ライヴは、勿論、駆けつけた。そして、昨年の片山氏の逝去で、渋さへの認識を新たにした矢先、5年ぶりに沖縄にやってくるという報も届いていたところだ。今月、上野公園水上音楽堂での、主に辺野古アピールのためのライヴに登場するのに加え、その辺野古で7月に演奏予定という。そちらも行くつもりではいたけど、ここに来て、フジロック出演よりも更にでかいニュースが。何と、渋さのフェスが開催とな?その名も渋大祭。名前の似た渋谷毅オーケストラを始め、縁のあるROVO、栗コーダーカルテットらに加え、あのゴマも参加。こいつぁ放ってはおけないなあ。ところがチケット代が、おっと、9500円とな?渋さのライヴといえば、大体4,000円が相場だったけど、さすがにフェスともなればそーなるか。でも、早割的に買えば7,000円か、そりゃいいな(笑)。日にちは9月16日の祝日。いや、15日とかの方がまだいいのになって、既に行く気になっている(汗)。場合によっては、またまた今の仕事を継続して最後の有休使って行ったろか?実は9月のフライトをJALとかで取るなら、そろそろ決めなければというタイミングでもあったのだ。よしっと、またまた出たぞ悪いクセ・・・会場は川崎だけど、埋立地の結構不便なとこらしい。何と、無料シャトルバス運行とな?すごいな、本当にフェスだ。でも、メンバーが会場整理も兼ねたりするのではないだろうね(苦笑)。とにかく、先行発売は明後日だ。さり気なく、行く気ありそうなナイチの連中にも声をかけて、一緒に祝おうじゃないの、渋さの30周年をば!もう、ヤケだい。