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テーマ:最近観た映画。(39261)
カテゴリ:音楽・映画・美術・舞踊
「 他人の夢の中に 勝手に入ってね、 何だかしらにけど 悪いことするんだって、パパ!」 『 何だよ、それ・・・・?』 「 いや、だからね、変な事するんじゃないの?」 なんて、上映の数分前に妻から聞かされていただけで、 事前の情報が ほとんど無いまま座席に着いたのですが 結構面白かったです。 遊園地で 楽しいアトラクションに乗った感じですね。 日本じゃ、こんな夢の話を、こんなスケールで作るなんてまず無いでしょう。 こういうのを作るのがアメリカって国なんだなと感じました。 主演は「タイタニック」に出ていた人ですが、 「タイタニック」自体を僕は見ていないので 彼を見るのは これが初めて。今も人気なんでしょうか? また、僕にとっては あまり見慣れないタイプの映画ですが、 CG でないと表現できない部分だけを CG で表現していて、 逆に、実写に違いないと思われるシーンは、 それが それとなく分かるような作りになっていて、 工作好きの少年・オヤジにとっては たまらないでしょう。 でも、映画ファンって、 こんなシーンをネチコチと知ったかぶりで 批評するんだろ~な~ やだな~、、、、 たとえば、これなんて、ビックリハウス ですね。 「いいぞ~、やれやれ~!」って感じです。 と、まあ、意味のないことばかり書いていますが、 ストーリーに 触れることが極めて難しい映画です。 何かを話すと これから見る人の邪魔になってしまう感じでなので、 これ以上書けません。 家族で観て、 「あのシーンの意味、分かった?」とか、 「最後を どう解釈する?」といったように、皆で30~40分は 楽しく話せる映画になっています。 我が家は、ビックカメラ難波店(元のプランタン跡)2階にある マクドナルドで話しをしました。 ここは、夏の暑い時でも空調が良く効いていて、比較的空いている あまり人に教えたくない「穴場」なんです。 ひとことだけ 感想めいた話を許してもらうと、 僕はラストシーンに見せる主演(パパ役)の笑顔に泣きました。 ラストがとても哀しい映画なんです。 ・・・ところが、妻は全く逆で、 ハッピーエンド の映画なんですって。 ここですね。 どう解釈したいか。ここが この映画のポイントのようです。 ちなみに、見終わってから知ったのですが、 監督は、2年前「個人的 NO.1映画」に選んだ「ダークナイト」の監督だそうです。 どうやら、僕はこういうのが好きらしいのですが、 画像的には ダークナイトのほうが緊張感があって良かった気がします。 でも、1,800円の価値が充分にある映画。 しかも、それを 老人割引の 1,000円で観ました。安くて、ごめんなさい。 ◆ ◆ 先日、映画好きの友人から聞いた話ですが、 監督が せっかく撮った映画(フィルム)を、 プロデューサーが興行的に切り落す(短くする)ことがあるんですって。 この映画の中でも「その人物が どうして いきなりそうなるの? 」 というような 説明不足に思われる部分を少し感じたのですが、 彼の言葉を思い出して、 それは「映画」なので、それでいいんじゃないかと思いました。 整合性を追いかけすぎると、 本当に伝えたいポイントがぼやけてしまうことにもなります。 芸術というのは 万人に誉めて貰うことを目的としたものではないのでね。 見る側も、そうした寛容な心で見た方が ずっと楽しめると思います。 批判のための映画になっては、本末転倒ですから。 更に言えば、そんな本末転倒な感想、 少なくとも レビューに書く必要などないと思うのですが、いかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 20, 2010 11:42:45 AM
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