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カテゴリ:言の葉と旋律と
家でネット中、特に観たいテレビがない時はパソコンに取り込んである曲を聴いている。
ラインナップはQUEEN、ABBA、NATALIE COLE、CYNDI LAUPERと、洋楽が殆ど。 邦楽は杉山清貴とクレイジーケンバンド、横浜ベイスターズ応援歌にNPBのイメージソング。 偏ってるなー。 それらをランダムに聴いている時、QUEENの『I WAS BORN TO LOVE YOU』が流れ始めると、ふっと身体が熱くなる。 ネクストバッターズサークルからバッターボックスに歩み寄る稲葉。 主審に一礼して、ホームベースの周りをバットの先でちょんちょんと突いて、一度目の前にバットを振り上げてから、スッと肩の力を抜いて構えて、小刻みに身体を揺らしながらタイミングを計って投球を待つ、一連の仕草。 公式戦が終わって1ヶ月以上経ったけれど、この曲を聴きながら目を閉じれば、その姿はありありと目蓋に浮かぶ。 完全にこの曲と稲葉が打席に立った時の、きっと打ってくれる、流れをファイターズに引き寄せてくれる、という期待感が結びついている。 正に音楽による条件反射だ。想いより先に身体が反応する。 QUEENは元々好きでCDも持ってたけど、この曲は歌詞があまりにも甘くて、聴いててちょっと気恥ずかしかった。ランダムで聴く時も、この曲からチェックを外してかけたりもしていた。 でも、稲葉を好きになって、その登場曲として球場で耳にするようになってからは、パソコン作業中もこの曲ばかり聴くようになった。 ちょっとだけ当てが外れたのは、選手名鑑の稲葉のところに「趣味:音楽鑑賞」とあることから、そうか、稲葉はQUEENが好きなんだ、洋楽派なのかな、と思い込んでいたら、この間テレビに出た時にこの曲を登場曲に選んだことについて、「プライドというドラマでかかっていて、これだ! と思って…」だって。 なーんだ、QUEENが好きで、ってわけじゃなかったのかー…と、ちょっとだけがっかり。 ところで稲葉、趣味音楽鑑賞って、普段何聴いてるんだろう。 それを知ったら、いそいそとそのアーティストのCDを買いに行きそうだ。 洋楽だったらいいなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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