テーマ:ベランダガーデン(3342)
カテゴリ:緑と暮らす
まるでヤブのように、いろんな植木が繁茂している我がベランダ。
その中の一鉢に、甲子園時代にマンションの玄関前にあったクスノキ由来の実生と思われるものがあります。何か草花を植えてた鉢の片隅にひょろっと生えてきた情けない芽生えだったのですが、そのまま引っ越しでも持参。横浜にきてから、思いついて大きめの鉢に植え替え、足下にヒューケラなどを植え込んで、クスノキの方も厚遇に応えて、ぐんと大きく成長した結果、それらしい寄せ植えになったため、よしよしと愛でておりました。 そして迎えた10月。確か、1日の朝、そのクスノキの葉っぱにむっくり太った青虫が1匹、じっとへばりついているのを発見しました。 直ちに退治しなかったのは、丸々太り、すべすべと青く、しかも愛嬌のあるその姿に心惹かれたのと、バラとは違って、まあ、「勝手に生えてきたクスノキだし、葉っぱもたくさんあるし」という余裕からでした。 あまり動く風でもなく、葉の表面に糸を吐きだしてひっついている感じで、サナギになる目前かも?などと思って、その日はそのまま忘れてました。 ところが翌日、その子は葉っぱの上から消えており、あわててそう多くもないクスノキ苗木全体を探しても見あたらず、てっきり飛来した野鳥に食われてしまったのかも、と哀しい思いでいたのです。 しかし、しかし、またその翌朝、彼(彼女?)は無事にクスノキ上に再び出現したものだから、一度はあきらめた私はすっかり情が移り、その勇姿をしっかり撮影し、記録に残しました。 かわいいと思いませんか? これが10月3日朝です。 3日の夜、ベランダに出て様子を見たら、コリコリ音を立てて、盛んに葉っぱを食べていました。 なんだ、まだサナギになんかならないんだね。 なかなか旺盛な食欲なので、クスノキの葉っぱが足りるだろうか……なんて心配までし始めたところですが、本日6日は朝から夜まで微動だにせず、ずっと同じ葉っぱの上でじいっとしてるのです。 夜は気温が下がるからなあ……。 今年はいつまでも暑かったから、本来はもっと早い季節に芋虫であるべき種類だったりすると、このままにしない方がいいのかも……。 なんてことを思い、ここに至って初めてWEBの「幼虫図鑑」にあたって、この子がだれなのかを調べてみました。 クスノキだし、甲子園で良く見かけたシャチホコガ一派かな?と思ってたら、アオスジアゲハちゃんでした。 そうとわかって、いろいろ調べてみると、うちのこの子は、そろそろ最終齢らしい姿。時期としては、10月中旬の羽化は、そう遅くもないようです。 でも、サナギになる直前頃の幼虫に卵を産み付ける寄生バチがいるらしく、餌食になった幼虫の画像を掲載している観察日記なども見つけたので、にわかに心配になってしまいました。 というわけで、今夜から、この子は我が寝室で共に寝起きしてもらうことにしました。 きれいに羽化して、見事なアオスジアゲハに変身してくれるかな。 頑張って欲しい~~~!! 大切に見守りたいと思います♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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