先日から子どもとお金に向き合う本を何冊か読んできましたが、この本は、受け身ではなく自ら考えることができる絵本で、大人も子どもも楽しい素敵な一冊でした!
お金について、
どんなふうにしてお金は動き、どう豊かにし、なんのためにあるのか?
など、広い視野から見たお金とは何かについても書いてありますし、
身近なおこづかいのもらい方、使い方、
誰がどのように考え商品に値段をつけているのか、
500円手元にあるけど、何が買える?など、
かわいい絵と共にクイズがたくさんあり、
楽しく考えながら学ぶことができます。
そして、大人になるまで、いったいいくらお金がかかると言われているのか、
買ったものちゃんと大事に使えてる?
お休みの日にお出かけしたら、これくらいお金かかってるんだよ、
など、今までの本にはなかった視点からのリアルなアプローチの仕方に、
確かに‥大事なことなのに、なかなかちゃんと子どもと話したことはなかったなみたいなことを、この本を通して話ができるとっても貴重な時間ができました。
使う側だけでなく、お金を手に入れる方法についても、おこづかいについてや、
将来の働き方まで書いてありますが、
ただの職業紹介ではなく、
心理テストのようなしんだんテストがあり、
これを選んだあなたはこんなお仕事むいてるかもみたいなのがあり、息子は、思ってもみなかったけど、こんなの向いてるかもなんだと、新たな自分を発見できたようでした。
息子が一番びっくりしていたのは、
大人になるまでにかかるお金はいくらか?と、
お出かけしたときにどれくらいお金がかかっているのか?
のところでした。
お出かけでは、目的地につくまでにもお金はかかっている感覚はなかったようでしたが、たしかに私も小さい頃はそんなこと考えたこともありませんでした。
お金の話ばかりしていては楽しくないし、ありがたく思いなさいみたいにはもっていきたくないのですが、
生きていくなかではお金はどうしても関わらずにはいられないものだと思うので、他人事にはならず、大事に有意義に使える人に、私も息子もなっていけたらいいなと思いました。
この本を読み、息子がお買い物を自分でしたいと言い、一緒に考え、消しゴムを自分のお金で買いにいきました。
うちの息子はほんとに消しゴムをよくなくしたり、大きめを買っても小さく切ったりして、またなくして‥を繰り返しており、もっと大事に使ってほしいなと思っていたところでした。
やっぱり自分のお金で買うとなると、選ぶときの真剣さも違い、買う前はお金が減るのが嫌だから一番安いのでいいと言っていましたが、いざ選ぶとなると、においのあるのがほしくなり、だけどにおいがあるぶん、魅力的なぶん高いんだと知り、それでもほしいと決心して、お金を払いゲットしていました。
いつもは名前書くように言ってもなかなか書かないのに、これにはちゃんと自ら名前も書き、今も大事に使っています。
コーラのにおいが最高らしいです笑
この経験から、ほんの130円のお買い物から、私も息子にもすっごい学びがありました。
なんでおなじ消しゴムでも、値段が違うのか、
高くても欲しくなるのはなんでか、
お金は使ったらなくなるけど、大事に使えば、ずっと幸せな気持ちは続いていく。
すごく幸せなお金の使い方ができたなと思えました。
お金の勉強をしよう!となると、勉強嫌いなんで‥となる息子ですが、抵抗なく絵本をひらき、クイズをとくなかで知らない世界を知れ、お金を大事に使うってどんなことかなも体験できるきっかけもいただけた素敵な絵本でした。
おすすめです♪
補足ですが、
3桁の数字がわかりだした息子にはちょうどよかったのですが、まだ数字がイマイチわかってない下の息子にはまだ早い感じでした。
あそんでまなぶ はじめてのおかねえほん [ 泉 美智子 ]