「今日一日生きて」
2017、2、28最後日記を書いてからどれぐらい日が経っただろう。鍼灸を勉強するべく学校に入学して、まるまる三年が過ぎた。試験を乗り越えても乗り越えても目の前にはまた試験があるという生活。そこで成果を出さねば先はないという厳しさ。長かった。そしてついに2月25日、26日に国家試験というゴールを迎えた。ここで自分の人生の岐路の分かれ目と思うと大いに緊張すべきであるはずが、意外に落ち着いていたような気がする。朝8時10分に会場に入り様々な説明を受けた後試験が開始され、昼食時間40分ほどを挟んで夕方4時半まで。それを二日間、約320問ほどを解く。蓋を開けてみるとものすごく難しく、去年までの過去問に比べて随分出題形式が変わったように思えた。難問が多く時間が足りない。後一時間となったところで、まだ40問残っていた。これは到底間に合わないと思った。脂汗が流れた。つづく