バターが店頭から品薄な状態はなぜなのか？という疑問に対する答えを知りたく、
生協の
牛乳学習会に参加してみた。
お話する方は、生協と農協のパイプ役をされている担当者。
一時間半、今の牧場の現実を熱く語ってもらった。
なぜ今、牛乳が不足しているのか？
それは、２年前にさかのぼる。
２年前は、牛乳があまりすぎて、乳牛の数を制限することになった。
歳をとった母牛や身体があまり丈夫じゃない母牛を
お肉にしていった。
母牛がいないので、子牛はうまれない。
どんどん乳牛が減ることになる。
で、今、乳牛が足りないので牛を増やすのだが、そう簡単には増やせないのだ。
乳牛の受精は、人工授精。
いいパパ牛の精子だとひとつ１０万くらいするらしい。
で、無事出産しても、娘が生まれる確率は５０％。（人間と同じだね～）
息子は、お乳を出すことができないので生まれるとすぐに
お肉に。。。
無事に生まれた娘も２年してから、人工授精で出産することができ、
それから
お乳を出すことができる。
乳牛ができるまで、こんなに時間がかかるとは知らなかったので
驚きであった。
こうやってやっとできる
牛乳。
今、冷蔵庫に入っている牛乳がとてもおいしく思えた。
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