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ツチ族の修道女、スール・アナタりー。彼女は修道院長の言いつけを破り、ツチ族の人たちを修道院の中に匿う。春菜の問いに彼女は答える。「スール・ルイーズに原則を習った時から、生きることが楽になったの。それ以来、余計なことは考えなくなったの。」「どんな、原則」「お菓子1個でも、ある間は分かち合わなければならないって言うことよ。逃げてきた人たちには、隠れ場所がなかった。でも、ここにはあるから。だから入れたの。隠れ場所がなくなったら、もういれないわ。それは私たちの力ではないから」淡々と彼女は分かち合う。今、自分が持っているものを手放すことのなんという難しさだろう。いつまでも、私は充足しないでいる。そして、彼女は隠れ場所がなくなったら、もう入れないわ。という。私なら、入れてあげることのできなかった人達への良心の苦しみに苛まれるだろう。でも、それは、神の思し召しなのだ。自分は自分のできることをそれ以上でもなく、それ以下でもなく、あるものは分かち合うだけなのだ。
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最終更新日
2005年04月16日 17時55分03秒
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