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鳥飼春菜。春菜が修道院の生活を選んだのは、日本にいて就職や結婚をするより意義があると思ったからだった。少なくとも、アフリカに来たら、数人の命を救える。人生を明るいものにできる。そう思った希望がうち砕かれた。修道院はだれの肉体も魂も救わなかった。さらに、彼女は庭師のキンポに襲われ、妊娠していることに気づく。修道院も、神父も彼女を助けなかった。彼女は田中誠一が「鳥飼さんは必ず受けた運命を受諾する」という1言で子供を産み、育てることを決心する。彼女は生まれた子供を愛せるか不安におびえる。彼女に田中は言う。「アガペー(愛)」は心から好きになるのではなく、むしろ、相手のためにこうするのが1番いいんだって、理性で判断した結果を行動に移すことを自分の心に命じた状態なんだってね。それは、いわば高級な詐欺じゃないか」子供にも、わかるような嘘でなく、生涯をつきとうした嘘をつけばよい。といいながら、20年後1度だけ会うことを約束し、彼は別れていった。神は修道女としてアフリカの民を救うことよりも、ただ1人の混血の子供を育てることの方をお命じになったのか。悪い例だけれども、マザーテレサと痴呆の姑の世話をまっとうした1主婦とは、たぶん、神の前では同じ重さなんだろう。でもね・・・。なぜ、神は救わないのか。どうして、神は無力なのか。という疑問をなげかけつつ、しかし、神の存在感だけは妙に強く感じさせた作品でした。
テレビで奈良の周回族というのをやっていましたが、15才くらいの女の子達がナンパされに集まってくるんだそうです。彼女たちはきっと、淋しくて、退屈なんだろうな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月21日 16時16分10秒
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