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斬られ権佐/宇江佐真理/集英社文庫 女房のあさみを救うため、八十八ヶ所もの傷を負った権佐。その権佐を助けるため、女房になることを約束する。これだけでは、なにか義理にしめつけられた関係に見えるけれど、二人は妙に釣り合っている。外科医として仕事を大切に生きるあさみ、その妻をいたわりながら、ハ丁堀の小者をし仕立ての仕事をしている権佐。2人の日常的な生活の描写がとても温かい。権佐は娘のお蘭の口に焼いたあじの身を入れてやった。「お蘭は赤ちゃんになりました」あさみはお蘭をからかった。なにげない日常生活に溢れ出るしあわせが、権佐の命の限りある時間でさらにその輝きを強くする。八丁堀の捕り物をからめながら、思い合う夫婦とそこにうまれた子供のしあわせが涙をさらに流させる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月22日 21時29分15秒
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