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カテゴリ:世界の出来事あれこれ
私にも来ました!、『あけおめ』メールが!
これは、友人からではなく、単なるダイレクトメールなので、あっさり削除しました。 これを見て、私は、『電報略号』を思い出しました。 電報で送る決まり文句は、料金節約のため、短縮した略語で発信し、受信側で正規の文に作 り直すというものです。 電報は、電話、メールに押されて衰退しているようですが、結婚祝い、入学試験の合否通知 などで、まだまだ需要があるようです。 昔は、衆議院解散を電報で知らせる議員がいました。 当時は、それなりに集票に効果があったでしょうが、今はどうでしょうか。 中国で電報を発信する場合、漢字一文字ごとに決められた電碼という4桁の数字に置き換え ます。 受信側では、電碼からもとの文字に復元していくのです。 現在のコンピュータが日本語の漢字、ひらがな、カタカナを処理する仕組みは、電碼と同じ です。 ただし、電碼に相当する部分、これを文字コードと言いますが、その体系がたくさんあるた め、いわゆる『文字ばけ』が発生します。 コンピュータが扱う文字は、英字、数字、漢字、ひらがな、カタカナだけではあります。 日本の周辺だけみても、ハングル、モンゴル文字、チベット文字、クメール文字、タイ文字 があります。 これらの言語の文字も一文字ごとに、文字コードが割り当てられています。 さらには、すでに使われていない言語の文字も、学術研究の必要性から、コンピュータで使用 可能になっています。 たとえば、西夏文字、契丹文字、満州文字、パスパ文字、エジプトの象形文字、マヤ文字など です。 過去の歴史の遺産となった文字たちも、最先端技術のコンピュータの中でよみがえったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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