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カテゴリ:日本の出来事あれこれ
『名門』というだけでは、企業の経営が成り立たないことは、今も昔も同じです。
『名門』の看板によりかかって、やるべきことをやらないでいると、『倒産』の憂き目を見ます。 かつての、山一証券、雪印がそうでした。 そもそも、社長がどちらもお粗末でした。 山一證券の社長は、報道陣の前で、泣いていました。 『社員は悪くありません』と言って。 社長は、人前で泣いてはいけないのです。 ずいぶん前のアメリカ大統領選挙の期間中に、民主党の有力候補が、演説中に、涙を流したと 言われて、脱落してしまいました。 人前で泣くような弱い男に、核ミサイルの発射ボタンを預けられない、それがアメリアの考え 方なのです。 山一証券の社長が泣く光景を見た、アメリカ人は、「こんな社長では、倒産して当然だ」と思 ったでしょう。 雪印の社長は、「私は、昨日は寝ていないのだ」と居直っていました。 これも、「こんな人間が社長だから、問題を起こすのだ」と思ったでしょう。 さて、こんどは、不二家です。 消費期限切れの牛乳を原料に使った事件です。 しかも、クリスマス商戦への影響を恐れて、隠蔽した疑いもあります。 「牛乳のにおいをかいで、大丈夫だと思った」と製造現場の担当者が言っています。 私は、それを聞いて、茨城県東海村の核燃料加工会社で起きた『事故』を思い出しました。 あの事業所では、バケツとひしゃくを使って、核燃料を扱っていました。 健康志向と少子化で、不二家の経営は厳しいようです。 この『事件』が、それに拍車をかけないように祈ります。 ペコちゃんを見ると、『消費期限切れ』を思い出すことのないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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