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カテゴリ:日本の出来事あれこれ
随分と前ですが、NHK大河ドラム『八代将軍吉宗』の一場面です。
吉宗は一度だけ、正式の結婚をしています。 伏見宮貞致親王の娘の理子との結婚です。 吉宗の一言(なんと言ったかは、記憶にございません)に、理子は「女は子を産む道具ではござ いません」と言い返します。 それを聞いた吉宗は「これは、わしの心得違いであった。許してくれ」とわびています。 この場面は、原作者ジェームス・三木の創作でしょう。 厚生労働大臣の『失言』のニュースを聞いて、私はこの場面を思い出してしまったのです。 政治家の『失言』も、だんだんと『レベル』が低下してきました。 『核武装』、『歴史認識』であれば、私としては許せます。 前総理大臣の口癖にいわく、『考え方、いろいろ』ですから。 『失言』直後の釈明が、みっともないものでした。 しどろもどろというか、支離滅裂な日本語というか、これが東大法学部を出た国務大臣かと思う ほどです。 あの『失言』は、ふだん思っていることが、口をついて出たのでしょう。 普通の常識を持っていれば、絶対に出てこない言葉です。 私があの大臣の妻であれば、「あなたは、私を機械だと思っていたのですか」と問い詰めるでし ょう。 言葉は、人間にとって、きわめて重要な意志の伝達手段です。 特に政治家の一言は、国家と国民の安全に重大な影響を与える場合があります。 その言葉を適切に使えないなら、政治家としては『消費期限切れ』といわざるをえません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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