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まず、真岡鉄道の初級的難読駅名の読み方を示します。 折本 おりもと 久下田 くげた 真岡 もおか 西田井 にしだい 益子 ましこ 七井 なない 市塙 いちはな 天矢場 てんやば 茂木 もてぎ 解答を示されれば、「そういえば、そう読めるな」と思われるでしょう。 1945年(昭和20年)まで、北海道の北にある樺太の南半分は日本領でした。 多くの日本人が移住して、町を作り、日本式の名前をつけました。 そのひとつに『真岡』という名前がありました。 現在は『ホルムスク』です こちらは、『素直』に『まおか』という呼び名です。 私が使うパソコンでは、『もうか』を入力すれば『真岡』に変換しますが、『まおか』を入力して も、いかなる漢字にも変換されませんでした。 もし、コンピュータ、パソコンが1945年以前に普及していたならば、『まおか』と入力しても 『真岡』と変換してくれるでしょう。 『益子(ましこ)』は益子焼きの産地ですが、瀬戸、唐津、伊万里ほど有名でないと思っています が、いかがでしょうか。 ただし、全国各地に釜飯の駅弁がありますが、あの釜の70%は益子で焼かれたものです。 したがって、皆様の思いもかけぬ場所に『益子』があるのです。 九州・長崎の近くに『茂木』という港があります。 こちらは『もぎ』です。 では、『全国難読駅名、東西の横綱』の正しい読みかたです。 東 及位 のぞき 西 特牛 こっとい 最初の解説は『及位』です。 駅構内に『駅名の由来』によれば、仏教の山岳修行が盛んだった時代にさかのぼります。 山形県と秋田県との境にそびえる山にこもった修行僧たちが『のぞき』と呼ばれる『断崖から宙づ りになり、横穴をのぞく』という修行を行いました。 その中の一人の僧が京に上ったときに高い位を授かったという故事から、「『のぞき』の修行によ り高い位に及んだ」と言うことで、『及位』→『のぞき』と言う地名になったということです。 『出歯亀』とはまったく関係ありませんので、念のため。 次は『特牛』です。 これには諸説あります。 その昔、この地方は牧畜が盛んであった土地でした。 牝牛の意味を示す方言の『コトイ』から取ったという説と、日本海に面した小さな入り江を示す 『琴江』から取ったという説があるようですが、どちらが本当なのかは誰もわかりません。 古代朝鮮語ではないかという説もあります。 『重荷を負う強健な牛」の意から来たともいわれる。 別格の『雑餉隈』は『ざっしょのくま』です。 これは、明確です。 王朝時代、大宰府があり、九州の行政を総括し、さらに朝鮮半島、大陸の国々との外交を扱って いました。 その大宰府の名残が『都府楼址(とふろうし)』です。 松本清張は、ここが登場する作品を書いています。 その昔、大宰府に勤務した下級官人の官舎があった界隈なので、その地名が残ったと言われています。 以前は鹿児島本線に同名の駅がありましたが、現在は『南福岡』というなんの変哲もない名称に変 わってしまいました。 それでも西日本鉄道の駅には、その名称が残っていますし、福岡市に隣接する大野城市には行政上の 地名として健在です。 合併のドサクサに『南アルプス市』などという国籍不明の名をつけて恥じない市とは、エライ違い です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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