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現在は外国旅行が自由になり、多くの日本人が世界のあちらこちらを訪れています。
一般の日本人が訪れる都市であれば、食事、つまり日本食には困らなくなりました。 といっても、『かぎりなく日本食に近い』から『日本食もどき』まで、千差万別です。 外国の日本料理店は、日本人の旅行者、滞在者だけでなく、現地の人々の利用も多いようです。 それとともに、料理店だけでなく、スーパーマーケットで日本食の食材も手に入ります。 私の妻が息子とともに、ハワイに2週間滞在しました。 宿はコントミニアムで、近くのスーパーへ買出しに行き、料理を作りました。 日本の食材だけでなく、台湾、韓国、中国の食材も多かったそうです。 食材とともに調味料も進出していきました。 日本の調味料の代表は『醤油』です。 同じ大豆から作られた『発酵食品』でも、なぜか納豆は国際化していないようです。 日本国内でも、好き嫌いが分かれていますから、やむをえないでしょうか。 食品を『発酵』させる加工形態は、多くの国、民族にあります。 スェーデンかノルウェーに、魚の発酵食品があります。 その発酵食品は『世界で最も臭い』といわれています。 滋賀県の『鮒ずし』は日本のすしの原形といわれていますが、外観と匂いが強烈な食品だそうです。 ある人が贈答品として受け取ったのですが、腐っていると思い捨ててしまったという話があります。 その鮒ずしでさえも、スェーデンかノルウェーの魚の発酵食品に比べれば、ものの数ではないそうですから、その強烈度がわかります。 落語に『酢豆腐』がありますが、それでさえ勝てるでしょうか。 醤油は大豆から作られますが、魚から作る『魚醤』があります。 秋田の『しょっつる』、ベトナムの『ニョクマム』が代表的な『魚醤』です。 1957年6月7日、千葉県の野田醤油がアメリカ・サンフランシスコに現地法人を設立しました。 野田醤油といわれて、皆様はピンとこないでしょう。 しかし、『キッコーマン』といわれれば、すぐおわかりでしょう。 その現地法人の社名は『キッコーマン・インターナショナル』です。 太平洋戦争の敗北から12年目でした。 『ソイ・ソース(醤油)』のアメリカ進出の始まりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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