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【バセイ=佐々木学】フィリピン中部で台風30号の高波にさらわれながら8時間漂流し、3日歩き続けて故郷に帰り着いた男性がいる。
ロンジョ・ボレチェさん(44)。 葬儀を済ませていた家族は生還を「奇跡のよう」と喜んでいる。 レイテ島の東約10キロに浮かぶ小島プヌブルで漁師をしているロンジョさんは、台風が上陸した8日午前8時ごろ、高波で家ごと流された。 近くを流れていたがれきの木材にしがみつき、足を絡め、上着で体と結びつけた。 暴風で何度も浮いたり沈んだり、回ったり。 約8時間後の午後4時、気を失いかけたところで動きが止まった。 砂と海水が入り目があかない。 「ここはどこだ。俺は誰だ」。 もうろうとする意識の中、両手でまぶたをこじ開けると、見覚えのある管制塔が見えた。 レイテ島の主要都市タクロバンの空港だ。 「生き延びたのか」。 プヌブル島から10キロも離れたところに漂着していたのだ。 裸足で歩き出すと、街はめちゃくちゃになっていた。 朝日新聞デジタル 11月18日(月)11時43分配信 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.11.19 20:14:03
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