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カテゴリ:ファーストキス~花澄編~
その時だった。
「みぃちゃーん。お姉ちゃんとお兄ちゃんがチュウしてるよー」 えっ? わたしと竜也はバッと振り向いた。 そこには5才くらいの男の子と女の子がいたの。 じっとわたしたちのこと、見てる。 と思ったら、砂場のほうに駆け出して行ったんだ。 う、うそ……。 心臓のドキドキが止まらない。 何か……。 気まずくない? この状況……。 どうしていいか分からないんだけど……。 ドキドキして、話すことも見つからない。 竜也の顔……。 まともに見れない……。 「あっ……かっ、帰ろか……」 竜也がそう言って立ち上がった。 「う、うん……」 わたし、竜也の後をついて行く。 はぁ……。 ダメ。 緊張しちゃう。 こんなんだったら、キスしちゃってた方がよかった。 変にぎこちくなってる。 何だか、後味が悪いジュースを飲んだ気分……。 >>>つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月15日 04時25分37秒
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