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カテゴリ:ファーストキス~竜也編~
でもでも。
泊まりとなると……。 キスだけじゃなくて、その先のことも考えてしまうオレがいて……。 それが男の理性でもあるんだけど……。 花澄……? 本当に……? 「花澄……あのさぁ……」 オレ、勇気を出して聞いてみる。 「あっ、おばさんぽかった?」 テレたように花澄がオレを見る。 「いや、そうじゃなくて……」 「ん?」 あっ。 この上目使い。 すげーかわいい……。 抱きしめたくなる。 「や、だから……温泉となると旅行になるから……」 オレ、絶対、顔が赤い。 目をそらしてしまう。 「ん?」 キョトンとした花澄。 もしかして……。 何も考えずにゆってた? だとしたら……。 問題ありだって! ここまでオレに期待させといて、それはないだろ? いや……。 でも……。 花澄だったらあるか……? 計算して物事を言う奴じゃないのは知ってるから……。 そんな駆け引きはできないはず。 だけど……。 深夏と真奈からそういう知識を植えつけられた可能性もある。 一体、どっちなんだ? 「あっ!」 何かが弾けたように花澄が言うと。 「あっ、あの……そういうわけじゃなくて……」 >>>つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月13日 09時57分13秒
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