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カテゴリ:ファーストキス~竜也編~
花澄も真に受けてしまうからなぁ……。
何でも素直に受け入れるのはいいことなんだけど……。 でも、それが結局は、優也や真奈の手のひらに乗せられてしまう。 そうなると、行き着くとこまで行かないと、どうにもならない。 あーでも。 それはオレも同じか? 花澄の口からなかなか聞けないから、結局は、真奈や深夏の言うことが正しいと思ってしまう。 それが、一番危険だな……。 でも……。 花澄と付き合ってからも、こうやって仲の良い奴らと騒ぐのもいいなと思う。 あいつらに振り回されっぱなしだけど……。 でも、何だかんだ言って、多分、オレたちのこと、気にかけてくれてるんだろうな。 うん。 そう思っておこう。 いやっ……でも、優也は楽しんでるだけかも……。 最近、そう思う。 真奈や深夏以上に楽しんでる気がする……。 特に花澄には。 あることないこと吹き込んで、顔を真っ赤にしてる花澄が目に浮かぶ。 「花澄! 焼けたみたいだよー」 真奈がそう言って、花澄とキッチンに戻る。 「竜也、まだまだ先には難関がいっぱいだな……」 ニヤッと笑う隣の優也。 先にはって……。 やっぱりそこまでオレたちは操られるんだろうか? まぁ、でも、まだまだ先の話だと思うから……。 と、高を括る。 「竜也と花澄が付き合い始めてから、オレ、すげー楽しい」 郁己が笑う。 >>>つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月11日 00時42分41秒
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