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カテゴリ:Precious love
花澄はそんな深夏の隣に座る。
オレは花澄の前に。 潤くんは深夏の前に座る。 「ごめん、深夏……でも、仲直りしてもらいたくて……」 「信じらんない……」 「深夏ぁ……」 困ったような花澄の顔。 どうやら……。 深夏を怒らせてしまったらしい……。 深夏は、前の潤くんの顔を見向きもしない。 オレも潤くんと顔を合わせて苦笑い。 ヤバかったかな……。 何か、水に油を入れたかも……。 「深夏、ごめん……疑ったりして……」 潤くんが頭を下げた。 深夏はうつむいたままで顔を上げようとしない。 「……普通に考えて、優也くんと何もあるわけないのにな……オレの嫉妬だな……ごめん……」 しいんとしたこの空間。 すごく重たい空気が流れているのが分かる。 「……オレ、別に深夏とえっちしたいから会ってたわけじゃないよ」 「えっ?」 深夏が顔を上げた。 ちょっ……。 まずい……。 それは内緒になってるからって! あーもう、潤くん……。 花澄がオレを見ると同時だった。 「花澄!」 深夏がすごい剣幕で花澄を見る。 >>>つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月24日 10時38分03秒
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